チェスのレシピ(118) チェスでまずスコア1000点超えを目指す人のために
今回はレティ・オープニングと呼ばれる序盤戦術を触りだけですがご紹介します。といってもこの定跡を説明するのはなかなか難しく、なぜなら、すぐに定跡を外れることが多いためです。ほとんど定跡どおりには進みません。だから、どうしても触りだけになってしまいます。
白の一手目はNf3です。
白は先手なのでこれだけは確実にできます。Nf3の狙いは、e5の地点をナイトの効きによって抑えてしまおうとするものです。次の白の狙いは、c4として今度はd5の地点を抑えにいきます。つまり、黒がセンターを使いにくくするのが目的です。そのため黒はd5と受けるのが定跡です。
ところが、d5としてくるプレイヤー(黒)に出会うことがほとんどありません。つまり、もう定跡を外れてしまうことになります。
ちなみに、黒がd5としてきても、白は当初の予定どおり、
c4として手を作っていきます。
レティ・オープニングの進行例としては次のような展開が考えられます。
相手次第なのでなんともいえませんが、こうして低い陣形になることがよくあります。「チェスのレシピ」をお読みいただいている方は似ている定跡を思い浮かべたのではないでしょうか。
先後は違いますが、ダッチ・ディフェンス(レニングラード・ダッチ)と少し似ています。たしかに、レティ・オープニングを指している時の感覚としては、レニングラード・ダッチと近いものがあります。
先手のダッチ・ディフェンス版=レティ・オープニングみたいな感じです。
レティ・オープニングはまた、上記のようにすぐに定跡をはずれるので、力戦を指向する人に向いているといえます。
レニングラード・ダッチについては以下の記事他をご参照ください。