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棋士の写真

今でこそ将棋(棋士)写真の第一人者のひとりといえば、すぐに弦巻勝氏が思い浮かぶが、「近代将棋」昭和63年6月号によると、はじめは対局場に勝手に入って勝手に撮影していたそう。

初めは対局場に勝手に入って撮っていたわけで怒られて当たり前、注意されないのが不思議という立場でした。ただ僕自身は悪いことをしているという気持ちが全くないわけで、むしろこんな素晴らしい将棋の世界を記録しておかないのは将棋連盟の怠慢、くらいに考えていました。

撮影されている棋士はというと、

単に将棋ファンの写真好きが対局場にまぎれ込んで撮っているわけで、多くの棋士の先生方は僕の事を何者か解らず

という具合だったらしい。

それから数十年、今では日本将棋連盟のウェブサイトに「弦巻勝Web将棋写真館」のページまである。


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