局部の優位を確立しておけば間違える率も少なく、むしろ勝機は早いと知るべきである
「将棋世界」誌にある時期、二上達也八段が「アマ筋とプロ筋」という連載を持っていた。
自分のアマ時代の棋譜を惜しげもなくというか、本当なら封印してしまいたいような棋譜を掲載してくれている。
これがアマチュアにはとても役立つ連載で、これだけ単行本にしてくれないかと今も願っている。
”有利な方は戦線を拡大しないのが良い。局部の優位を確立しておけば間違える率も少なく、むしろ勝機は早いと知るべきである”
自分がどうも優位だと感じるとついつい戦線を拡大してしまって収拾がつかなくなりポカをやるのはよくあること。
二上達也八段(肩書きは当時)といえば羽生善治九段の師匠としても知られているほか、詰将棋作家としても著名。
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