折々のチェスのレシピ(116)
何回か前に、優れた指し回しはほぼそっくり憶えてしまえば自分で使うことができるいうことを書きました。今回もその例です。短手数ですが、白がやるべきこと、黒がやってはいけないことが詰まっています。
指了図で黒が投了しています。
ミスをすると、このようにあっという間に終わってしまうのがチェスです。逆に言えば、相手のミスをこのような序盤でも咎めていけばあっという間に終わらせることができるのがチェスです。
この対局、黒がミスをしすぎではないか?と思われるかもしれませんが、対局中にすべてを的確に咎めるのは案外難しいものです。なぜなら、普通は相手のミスを前提に訓練することがないからです。相手のミスに対する適切な咎め方は実戦の中で学んでいくことが中心になります。
ということで、序盤力とミスの咎め方を磨いておくとチェスの時短生活が可能になります。
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