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折々のチェスのレシピ(403)少しだけ高度な知識をあなたに
序盤でここまで手を作られてしまうと黒に勝ち目はまずありません。
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すでに勝ち目がないとすると、これ以前に黒は失敗しているのですが、
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二手目で大きなミスをしています。こんなミス自分はしないよという人は多いと思います。たしかにこんな悪手は普通は指さないはずです。
しかし、とりわけ序盤で自分が知らない手を指された時、やってしまいがちなミスの典型でもあります。もし序盤で自分の知らない手を指されたら、時間切れでその対局は落としてしまってもいいというぐらいの覚悟で、時間を使って思慮してみてください。
なかなか自分のスコアではその上のプレイヤーに勝てないという悩みが生じたら、ほとんどの場合は序盤でなんらかの緩手を指していたりします。
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別の局面ですが、これが白を利する手だということを時間を掛けて考えればわかることで、決して黒は指さない(はずの)手です。
「序盤を制するものはチェスを制す」とまでは言えませんが、序盤の数手で緩手を指しているようでは、中盤以降チャンスは巡ってこないです。
序盤、相手にどんな手を指されても基本的なことを知っていれば、慌てることなく対処できるようになり、究極的には序盤定跡を知らなくても指せるようになります。
また別の対局ですが、序盤でミスをすると大変なことになってしまう実例を
ご覧ください。
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これもやはり序盤で黒がポーンの使い方を誤っています。