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折々のチェスのレシピ(180)受けの極意#20
ここは攻めではなく受けなの? と思われるような局面です。
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お互いに同じような地点を狙っています。具体的には、白はf6を、黒はf3を、それぞれターゲットにしています。とすると、手番が来た白はNd5としたくなります。
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この手は通るでしょうか? 初手からご覧ください。
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白の負けです。ということで、第1図で白はこの筋を消す受けの手を指さないといけませんでした。
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黒の手筋の肝となるc6のナイトを消す必要があります。
第1図はまだ駒がぶつかり始めた中盤の局面です。一見すると後手番の黒の手が遅れているように見えるかもしれませんが、白が的確に受けていなければ、このように簡単にメイトされてしまいます。
逆に、黒はこの手筋を知っていれば、簡単に相手をメイトできてしまいます。