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折々のチェスのレシピ(172)受けの極意#12
黒は何らかの対応(受け)が必要な局面です。
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どっちで取っても同じだろと軽く考えていると痛い目に遭います。
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ビショップで取りました。
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あれ、またポーンがタダです。
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よし、これもついでにもらっておけ。
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メイトを回避するにはビショップをd5に戻すしかありませんし、それで万事オーケーのように見えますが・・・。続きの悲劇は以下のアニメーションgifでどうぞ。
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第1図はまだほんの数手しか進んでいない局面ですが、すでに受けの技量が試されています。受けというとチェックを掛けられたり掛けられそうになった局面を思い浮かべるかもしれません。しかし今回の例のように序盤早々でも受け間違いを犯すとあっという間に投了レベルにまで追い込まれてしまいます。
今回の白の手筋は他の局面でも応用が効くものですので憶えておいて損はないです。というか、あらかじめ知っておかないとなかなか実戦の最中には思いつかないと思いますので。