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折々のチェスのレシピ(173)受けの極意#13
スコアがあまり高くないうちはゴリゴリと攻めていったほうが勝ちやすいのは確かだと思います。それは、相手が受けの技術に未熟だからです。でもそれはお互い様だともいえます。
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上の局面は見てのとおり、白が圧倒的に優勢です。しかし、
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こうされた時に白はどう受ければいいでしょうか。実戦例を初手からご覧ください。
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下の局面まで白は間違いのない受けをしています。
![](https://assets.st-note.com/img/1695294256412-WRXxbC9A0U.png?width=1200)
しかしここで受け間違いをしたことは上のアニメーションgifで確認したとおりです。
ここで白は、
![](https://assets.st-note.com/img/1695294388423-GpZGqtBSeW.png?width=1200)
キングをe1に逃しておけば黒からの継続手を切ることができました。今回の受けはかなり基本的なものですが、いくら攻めがうまくつながっていてもどこかで切れてしまう場合、今回の白のように、いつか受けなければならなくなります。
きっちりと受けなければ勝てないということを見ていただきたいために、今回は凡ミスのような例ですが、見ていただきました。スコアが上がっていくと、あるいはスコアを上げていくには、受けの技術が絶対に必要になってきます。