先崎学11才
「近代将棋」昭和57年7月号の「駒と青春」コーナーから。
「奨励会員との練習対局にも気さくに応じ、情報にも詳しい某四段に言わせると、今奨励会(関東)で一番強いのが達、森下の両三段で、その次はなんとこれから紹介する先崎3級なんだそうである。」
と前書きがあって、当時まだ11才だった先崎学君の紹介が始まる。圧巻?なのが、当時3級の先崎君が奨励会例会で指した一局の棋譜が4ページにわたって掲載されていること。
奨励会時代の棋譜というのはどこかに残っているのかもしれないが一般には目に触れないからある意味貴重である。興味のある方は古本屋などで同号を探して欲しい。
同コーナーは以下のように結ばれる。「(先崎君は)天性の勝負勘を持つ、楽しみな少年である。」
そんな先崎少年も先崎中年となり(失礼!)、最近出した本がこれ。とても面白いのである。
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