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恐れていた展開

第39期棋王戦第1局の観戦記が掲載されているのが「将棋世界」2014年4月号。

渡辺明棋王対三浦弘行九段戦

先手渡辺、後手三浦

”恐れていた展開

8四飛ー5二玉型は先手、後手ともに多くの手法が存在する。金銀や玉、端歩の位置などの組み合わせで、その後の展開がガラッと変わるのだ。

三浦は1四歩と端を突いた。

感想戦ではここまで一気に並べられ、渡辺が「珍しい手です」と言った。

1四歩に渡辺は3八銀。珍しいがこれが好手だった。後手が玉を囲う間に、疾風のごとく4六まで繰り出す。この銀で後手の攻撃陣を押さえ込もうという腹づもりだ。そして4六銀の局面は、「すでに作戦負けの可能性が高い」と三浦は振り返る。”

まだ始まったばかりなのに、近代将棋はほんとに辛い・・・



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