はじめまして
なんとな~く始めてみました。
というのも、昔からブログとまではいかないような備忘録っぽいものをやってみたいなと思っていたのです。ここでは日記っぽくラフな感じで書ければいいなと思っています。
さてさて自己紹介も兼ねて少しお話を。私は有機化学、とりわけ天然物とそのアナログ(誘導体)の合成をしているわけですが、学部3年後期から今の研究室に配属されてからおよそ2年やってふと最近思いました。
研究ってしんどい。(笑)
今更かよ!!っていうツッコミが多方面から来そうですが、ここ数か月は特に研究が前に進まず、苦悩の日々。それでも前を向いて諦めずに何度もやってみる、という粘り強さだけは養われました(笑)。むしろ身についたのはそのくらいなのですけど、、、。
ところで、僕が有機化学を好きになったきっかけはボスの授業でした。私の学部では、かの有名な「ボルハルト・ショアー現代有機化学」という鈍器になりそうなくらい分厚く重い教科書を使っていました。学部2年の時、教科書購入の際、「こんな分厚い教科書を今からやるのか」と尋常じゃないくらい不安でしたが、2、3回講義を受けた後は、「有機化学っておもしろい!!」という気持ちに変わっていました。それからは、他の生化学や分子生物学などほったらかしで有機化学にのめりこみました。そのおかげか、有機化学Ⅰ、Ⅱともに成績100中100をとることができました
僕はそのせいもあって、有機化学をわかった、理解した気になっていました。
そして、研究室に配属になって、いざ実験してみてわかりました。
自分の今まで勉強してきたことは有機化学のほんの一部でしかない。世界は広いのだと。
そして現在に至るまで、有機化学・有機合成を勉強し続けていますが、終わりなき旅。勉強しても勉強しても知らないことが次から次へと出てきます。
でも、そんな苦悩の中でも新しい化合物を作り出すことができた日は忘れられません(いまだに最終化合物は出来てませんけど(笑))。
なんの話をしているのか、わからなくなってきましたが、とにかく何事もやってみるものですね。やってみないとわからない。僕が言いたいのはそれだけです。諦めたらそこで終わり。
長くなりましたので、今回はこのくらいにして、次回からもとりとめのない話をゆる~く綴っていこうと思います。ではまた。