研究できる環境って、、

おはこんばんにちは。るしゃとりえです。

僕は某地方国立大の大学院に所属しているのですが、最近になって、ひしひしと感じるのが「研究室のお金」です。お財布事情です。というのも、前回お話したように、僕の研究はざっくり言うと天然物の全合成なわけですが、全合成に関わらず有機合成はとにかくお金がかかります。試薬一つとっても高いですし(試薬会社はもう少し安くしてくれ…)、酢エチやアセトンなど抽出や器具洗浄で使う溶媒も一斗缶で買えば安くありません。また、ガラス器具も言わずもがなガラスなので割れたりします。さらに、NMRやHPLC、MSなど高価かつ特殊な分析機器は作った化合物を同定したり分離したりと必要不可欠です。そこで最も重要なのはそう、、、

「お金」

僕も、研究室配属した頃は「やる気があればどんな研究でもできるだろう。本人次第だ」と。やる気はもちろん重要ですが、やはり研究を行っていく上で「研究費」はどうやっても問題になります。お金がなければ試薬も買えなければ分析もできません。そして試薬がなければ実験ができません。さらに実験ができなければ論文が書けません。論文が書けなければ研究費を獲得できません。まさに負のスパイラルですね。うちの研究室はこれに、、おっと誰か来たようだ…

なんだか愚痴っぽくなっちゃったのでこのくらいにしておきますが、やはり、「研究費」というのは僕の中で最も重要な気がします。お金がなければ何もできない、世知辛い世の中ですね。

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