だいじなもの
くまさん企画「私と編み物」への参加記事です。
僕はぼたんさんの創るハンドメイドの編み物ショップ「SMILE SWITCH」の運営をお手伝いさせて頂いています。
ですが、正直に言っておくと、僕はもともと「編み物が大好き!」という人ではありません。
ぶっちゃけ、いつも使っている雑貨や着ている服に編み物は1つもありません。
(いや、1つあるけど…それくらいです。)
なので、SMILE SWITCHの作品を紹介する際に、編み方や色使いや使い勝手などの編み物としての素晴らしさを発信したことは一度もありません。
ふだん編み物を使っていない奴に、
何が分かるんだよ?
と自分で思っているからです。
作品を売りたい下心でテキトーな事を言うと、ぼたんさんが一生懸命に編んだ作品の価値を歪めるような気がしてしまいます。
では、興味のないものを売っているのかというと、そうではありません。
僕にとってSMILE SWITCHの編み物とは何か。
使っていない。
身につけてもいない。
つまり「だいじなもの」です。
ファイナルファンタジーシリーズにおけるだいじなものとは、ポーションのように使うこともできなければ、武器や防具のように装備することもできないアイテムです。
使うことも装備することもできませんが、
イベントが起きるためのアイテムだったり、
ストーリーに関わる重要なアイテムだったり、
キャラクターの成長を象徴するアイテムだったりします。
僕はだいじなもののように、SMILE SWITCHの編み物を使うこともなく、身につけることもなく
ただ持っています。
そして、沢山の作品を預かってもいます。
ただ持っているだけで、友との繋がりを感じる。
ただ持っているだけで、人生を豊かに感じる。
そして、誰かに届くことが嬉しい。
僕がだいじなものとして預かっている作品が、
編み物としての価値を分かってくれる人や、使ってくれる人、身につけてくれる人に届くのが、とても嬉しいです。
僕と同じように、だいじなものとして大切にしてくれる人に届くのも、とても嬉しいです。
もしよろしければ、僕たちのだいじなものを見てみてください。
作品を見てくれるだけでも嬉しいです。
そして、編み物としての作品の感想や、作品を通して感じたことを、よかったら教えてください。
頂戴したサポートは「眼鏡オジサンになる日」を日本記念日協会に登録する費用(15万円)に充てられる可能性がありますので、ご注意ください。