僕がジャムおじさんだったら
三女さんが絶賛「アンパンマン期」です。
日本人の罹患率9割越えの、一過性のアンパンマン依存症です。
僕も週数回は一緒にアンパンマンを鑑賞します。
ということで、僕がジャムおじさんだったらという妄想をします。
「急いで新しい顔を焼くよ!」をやめる
アンパンマンは顔が濡れる・カビる・汚れる・凹むことで、一気に弱体化します。
弱体化してから「急いで新しい顔を焼くよ!」では遅すぎます。
そこで、まずは顔のストックを試みます。
予め焼いておいた顔でも、十分に力を発揮できるのか?ストックの消費期限はどれくらいなのか?
もしストックが難しいようなら、バイキンマンと対峙した瞬間から焼き始められるようにバタコさん、チーズに指示を出します。
幸いにも争いがなければ、顔が濡れなければ、後でみんなで美味しく頂けばいいのですから。
とにかく、顔が濡れた瞬間にバタコさんが投球できるように準備しておきます。
顔が濡れ…
アンパンマン!新しい顔よ!!
元気100倍、アンパンマン!!!!
くらいのスピード感を目指します。
チームアンパンマンですね。
1人で戦わせるのは優しくないです。
あと、雨用ヘルメットを常時携帯させます。
「アンパンマン、ヘルメット忘れずにね!」
「許さないぞ!」を禁句にする
お腹が空いて食べ物を強奪しようとするバイキンマンに対して、一言目から「やめるんだ!」「許さないぞ!バイキンマン!」と言ってしまうアンパンマンとまず話し合います。
なぜバイキンマンが食べ物を強奪するのか?に寄り添わない限り、不毛な争いの繰り返しです。
バイキンマンが優しく料理を振舞われ、積極的に暴力を行使しないこともあります。戦わなくて済む道も、きっとあるんです。
アンパンをコネコネするときに「美味しくなぁれ♪」に加えて「優しくなぁれ♪」と唱えます。
アンパンチを使わなくて済むよう願いながら。
「優しくなぁれ♪ 優しくなぁれ♪」
バイキンマンの家にも配達する
アンパンマンは、パトロールだけでなくパンの配達にも行きます。
しかし、バイキンマン一味に配達する描写はありません。海に住むイルカにもパンを配るのに、バイキンマンには配っていないんだと思います。
「お腹すいたよぉ〜」とボヤくカバオくんは直ぐに見つけて自慢のアンパンを分けてあげるのに、「お腹すいた〜」とボヤくバイキンマンに駆けつけてアンパンを分けてあげるのを見たことがありません。
無意識に差別しているのかもしれません。
認識していない差別、一番危険なやつです。
アンパンマンが「あいつ、バイ菌だから嫌いなんだよね」とか思ってたら、どっちが悪役か分かりません。
「バイキンマンにも届けておくれ」とアンパンマンを優しく送り出します。
「バイキンマンのところに行ってきます!」
幼児向けアニメにツッコミを入れるのは無粋すぎますが、どうやったらアンパンマンランドがより幸せになるか、ジャムおじさん目線で考えちゃいました。
長女さんに「アンパンマンとバイキンマンが仲良くなる方法ないのかな?」と尋ねたところ
「これ、 お話だよ?」
と一蹴されました。
まるでバイキンマンを星の彼方へ殴り飛ばすアンパンチのようです。ばいばいきーん。
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