
ネットリンチをめぐる傍観者の視点④──ねこひら配信における時系列の歪曲
今回は、変革・DJ-CUBE問題の連載はお休みして、筆者のnote「ネットリンチをめぐる傍観者の視点②」で記事にした件について、新たに当時の関係者に取材をして、時系列を確認しました。
上記の記事を振り返りながら整理していこうと思います。
炎上の一因となった経緯について、時系列を確認しながら紐解いていきます。
変革とちょっぱるが荻津さんを動かしたのか?
2024年5月10日の数山さんの配信にコラボで上がった青っぱねさんが、ちょっぱるさんを嫌いな理由として、「(過去に)ちょっぱるは荻津さんにも取り扱ってもらえるように頼んだり気持ち悪いよ。」という発言がありました。それは、過去に荻津さんがねこひらさんに対して訴訟を起こすための開示手続きを行った件について、ちょっぱるさんが背中を押したのではないかと考えている、という意味だと思われます。
2023年1月のねこひらさんのYoutube配信でも、コメント欄は次のような意見で溢れていました。

敬称略:ぶい、なる、エリ、sihgenobu ueda、ちんてぃ、志孝

敬称略:烈風0507、なる、エリ、雷線マン 、ちんてぃ、sihgenobu ueda、魚ん、ぶい、志孝、野木ひなの
なる「変革が切っ掛けを作ったんですね。」
雷線マン「結局、双方に吹き込んでいた形になっているよねw」
なる「今までずっと黙ってたのも悪質ですね。」
志孝「数山さんもオギーも利用されてる形ですね。」
魚ん「キナーゼにも持ち掛けてるしな」
烈風0507「だから…いろいろな配信者の擦り寄っていったんですね。」
烈風0507「擦り寄り屋ですね。」
ぶい「わたしのせいでもなかった」
ぶい「べにくまさんのせいでもなかった」
ぶい「よし、変革許さないぞ」
ぶい「本当に最低!!」
ぶい「最低」
ぶい「オギーも無駄に叩かれたじゃんよ」
ぶい「変革チョッパルは絶対許さない。」
ねこひらさんとねこひらリスナーは、変革さんとちょっぱるさんが、荻津さんを動かした(ねこひらさんへの開示請求へ向けた動き)ということに決めつけて、炎上状態にありました。
2022年の時系列

当時の時系列を見ると、荻津さんがねこひらさんに対して「訴訟を検討する」という発言をしたのは、2022年6月15日。
ちょっぱるさんが変革さんから、荻津さんに相談してみてはどうかと勧められて、初めてDMをしたのは3日後の2022年6月18日です。そうすると、時系列的に、変革さんやちょっぱるさんが背中を押して、荻津さんが訴訟に向けた行動を起こしたのではないことが明らかです。
それよりも前の2022年5月23日の※べにくまさんが自己配信で言った「じゃあ法的措置取るか」という発言にも注目。
※べにくまさん:ツイキャス配信者 司法試験予備試験合格を目指している人。
2023年1月25日のべにくまさんの配信のコメント欄でも、荻津さん自身がこう言っています。

荻津しんすけ@社会活動団体荻津組組長「え?口車?変態さんとやりとりしたのはスカイプだけで、それは、仮処分発令後ですから口車に乗せられていませんよ。」
※変態さん:変革さん(変態革命家)
荻津組関係者に取材
時系列的に、荻津さんを動かしたのがちょっぱるさんのDMや変革さんがきっかけというのはおかしいのではないかと思い、当時を知る荻津組と親しい人物に、取材をしました。

荻津さんが訴訟に動くまでの経緯
荻津組関係者の取材から、背中を押したのはべにくまさんだという証言がありました。

荻津組関係者とのDM。※掲載の承諾を得ています。


荻津組関係者とのDM。※掲載の承諾を得ています。
仮処分:発信者情報開示請求仮処分

開示:発信者情報開示請求
訴訟について触れた第一声は?
2022年5月23日、べにくまさんはこの配信を無断でミラー配信をしていたねこひらさんに対して怒り「じゃあ法的措置とるか」という発言をしている。この発言を、訴訟を意識する第一声だとすれば、はじめに言い出したのはべにくまさんということになります。
当時のねこひらさん、ねこひらリスナーたちは「ミラー配信なんてしていない」と話していましたが、目撃証言がありました。


取材から明らかになったこと
荻津さんとねこひらさんのトラブルは、ちょっぱるさんが荻津さんにDMをするよりも前に始まっていました。詳細な原因は不明ですが、訴訟に向けた動きについては、べにくまさんが大きく関わっていたことがわかります。
べにくまさんは、後に自分の配信において、当時のことに触れ、何度も「俺のせいだ。俺が、この発言は※”取れる”んじゃないのかとか持ち掛けた。ねこひらさん達には申し訳なかった。」と謝罪していました。
※”取れる”:発信者情報開示請求が認められる可能性がある(発信者情報を取れる)という意味です。
感想
ねこひらさん達から言いがかりをつけられたことで、ちょっぱるさんと変革さんは苦しい思いをしたに違いありません。事実が明らかになった今、ねこひらさんと彼のリスナーは、この点について早めにきちんと向き合って欲しいと願います。
荻津さん達から訴訟を検討すると言われたことで、ねこひらさんと彼のリスナーもまた苦しい思いをしたことでしょう。べにくまさんがこの件に関して非を認め、謝罪を行うまでの間、歪曲された事実がそのまま放置されていたことは非常に残念です。
続く…
付録(資料・他)
★ ちょっと気になる点
べにくまさんの行動
時系列をみていると、べにくまさんは争っている人たちの和解や仲裁を買って出ている一方で、裏では訴訟に働きかけるなど、行動に一貫性がみられません。巻き込まれる人にとっては迷惑極まりないと思います。
ねこひらさんと彼のリスナー達
時系列の矛盾が明らかになり、べにくまさんが非を認め謝罪した後でも、「ちょっぱるさん変革さんの二人が荻津さんに相談した事は、ねこひらを陥れようとしてるんだから同じ事」と、ネットリンチ撲滅の活動家に相談することすら許されないことだとしており、2年たった今も変革さん・ちょっぱるさんのせいで訴訟問題に発展したと言い続けています。
★ 時系列の裏付けとなる資料
ねこひらリスナーの黄色よっしーさんが自系列の裏付けとなるポストを残していました。
ねこひらvs荻津 時系列まとめ
— 黄色よっしー (@yoshi70003) June 14, 2022
5/19? 荻津氏 ねこひら氏を名指しで批判
5/20 ねこひら氏 反論+「対話しましょう」
(荻津氏からの回答無し)
(この間何があった?)
6/13 荻津氏 ねこひらコロシアム「殲滅」発言
6/14 ねこひら氏 「相手にしない」発言
6/15 荻津氏 訴訟を検討



★ 荻津さんが訴訟に動いた時期に配信された動画
荻津さんの代表的なアンチの一人は、2020年ころより荻津さんと対立していました。その人物が、ねこひらさんの配信に上がるなどして、その時その時で誰かを叩くようなネタを持ち込んで配信が行われていたようです。荻津さんは、その場所(配信)を提供していたねこひらさんの配信は、ネットリンチの温床だと非難していました。
1.2022年5月22日『誹謗中傷をなくすことはできるのか?』
2.2022年5月23日 べにくまさんツイキャス『ザ・ハナシアイ(DJvs荻津)』(アーカイブなし)
べにくまさんホスト、荻津さん、DJ-CUBEさん、ぶいさんのコラボ
べにくまさんは、この配信を無断でミラー配信をしていたねこひらさんに対して怒り「じゃあ法的措置取るか」という発言をしている。
3.2022年6月13日『根も葉もないことを好き勝手に配信しないでもらえますか?』
4.2022年6月15日 荻津さんツイキャス
「訴訟に向けて動く」と示唆した発言がある。「黄色よっしーさんも共同不法行為になるかもしれないから気を付けて」という発言もある。
5.2022年6月16日 『置き去りにされている事実について』
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