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新生東京女子医科大学のための諮問委員会 委員のみなさまへ

はじめまして。

私たちは女子医大を復活させるOGの会有志りぼんの会と申します。りぼんの会のメンバーは、全員が東京女子医科大学を卒業し、同大学医療機関で研修を受けて、現在は院外の医療機関で働く医師です。

諮問委員会委員のみなさまには、第三者委員会報告書を踏まえたうえでの諮問委員会開催という重責を担っていただき、心より感謝申し上げます。


さて、2024年8月27日付で東京女子医科大学ホームページの「お知らせ」に掲載された第1回諮問委員会要録と諮問書を拝見し、いくつかの懸念を感じましたので以下の1)2)にお示しし、その後に質問とご提案を記載しますので、ご回答をお願いいたします。 


1)          「第1回新生東京女子医科大学のための諮問委員会要録」について

私たちは、貴委員会は教授会等の学内ステークホルダーの意見に重きを置かずに理事長や理事会を決定するのではないか、そして、新理事会や新評議員会に現理事会・現評議員会のメンバーが入るのではないかとの懸念を感じました。

具体的には以下の記載の下線部です。


4.理事会の在り方、理事・監事の在り方、選出方法

● 現理事・監事・評議員は全員退任し、新しいプロセスの中で選任すること(その際に一部再任を排除しない)

● 諮問委員(会)が選考委員の一部(理事・監事・評議員)を肩代わりできるような規程改定等にすること。

● 大学のガバナンスの要は理事長であり、その人選を学内外から急ぐこと。

● 文部科学省に報告した段階的辞任(1/3 ずつ交代)については難しいため、一斉辞任になることを文部科学省に訂正説明するよう事務局に要請。


2)          東京女子医科大学理事長肥塚直美氏名義の諮問書について

第1諮問事項における2で示されている『理事会が、1を検討するために設置した「不祥事再発防止と再生のためのタスクフォース」』とは具体的に何を目的としたタスクフォースなのか、そしてその委員を務めるのは誰かが明確に示されておらず、透明性を欠いています。

また、第2事項その他では、「新体制による再生計画の実行など業務執行についても助言指導を賜りたく」との記載がありますが、第三者委員会報告書では、岩本元理事長に限らず複数の理事の問題点が指摘されています。その現理事会が新体制の再生計画に口を挟んでいくのは、逸脱ないし越権行為と思われます。



以上の懸念から、私たちは以下の点について諮問委員会に回答をお願いしたく存じます。


(1)   理事会が設置したという「不祥事再発防止と再生のためのタスクフォース」について、委員名簿を含めてこのタスクフォースの目的等詳細を具体的にお示し下さい。


(2)   諮問委員会には重要なステークホルダーとの対話をぜひ実施していただきたいと存じます。①教授会、②卒業生、③学生とその家族、④その他職員、を対象とした意見交換会を実施して下さい。


(3)   新理事会・新評議員会に現理事会・現評議員会メンバーが参入する可能性があるかどうかをお答えください。


(4)   現理事が附属3病院の院長を兼務している点についてどのようにお考えかをお聞かせ下さい。附属3病院とは 東京女子医大病院、附属足立医療センター、附属八千代医療センターです。医療安全の見地からも現理事は火急的速やかに院長の職を退くべきであり、早急に、職員と手を携えて病院の機能回復と安全確保に集中する新しい院長ないし院長代行に就任していただきたいと考えています。


この質問状は、貴委員会に郵送すると同時に、X(Twitter)とNote上で公開いたします。貴委員会の回答もまたX(Twitter)とNoteで公開する予定でおります。ぜひご協力をお願いいたします。



2024年8月30日

女子医大を復活させるOGの会有志りぼんの会 一同

新生東京女子医科大学のための諮問委員会 委員のみなさまへ


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