好きな場所、苦手な場所。

昨日から今日にかけて、またレンタカーの回送のバイトをしてきた。
前回とてもいい刺激をもらって、さて今回もと期待しながらであったが、そう上手くはいかなかい。ただただ気力をすり減らして帰ってくることになった。
向かった先があまり賑やかでない地域ばかりで気が滅入ってしまったところもある。

生まれてから都会育ちではあるが、自分は自然豊かな場所が好きなのだとずっと思っていた。
小さい頃によく旅行に連れてもらっていたのが大きな都市圏よりも地方の自然豊かな場所だったことも大きいだろう。
実際、いまでも山の中で木々の匂いを嗅ぐのは好きだし、気分も落ち着いてくる。
ただ移住してまでそうした場所に住めばいいのかというと、自分の場合はそうでもないらしいとわかってきた。
やはり地方にはその土地独特の空気感があり、いちからそこに定着するというのはそれなりの覚悟や気力がいる。
その点、東京や大阪などの都会では様々なバックボーンを持った人たちが集まる分、空気感の独自色は薄れやすい。
人や刺激、情報が多過ぎるという問題もあるのでバランスを取るのは難しいが…
結局隣の芝生は青く見えてしまうし、最後はない物ねだりになってしまう。

いま住んでいる街はとある地方都市で、市街地はかなり賑やかだし、それでいて風景もすごく綺麗だ。
ただ地元の人がどうにも好きになれない。父親の出身地だけあって、似たような性格な人が多いようだ。街にいる人の様子を見ていたり、話したりすると父親の影がちらつく気がする。
こちらに引越しをするまでに何度も来ていて居心地良く感じていたのだが、いざ住むとなると話は変わってくるということか…
逆に昨日今日で訪れて元気になれなかった場所でも、地元の人と深く関われば住みやすいこともあるかもしれない。

ひとまずは都会に戻り、少しずつ色んな場所を巡ってリフレッシュ、というのが良い気がしている。
基本は便利なところで生活しながら、時には刺激から離れてリラックス、というように。
英語はかなり話せるくせに海外にもほとんど行ったことがないので、国内外様々なところを旅行するのがひとつ今後の目標だ。
そんな中で自分にぴったりの運命の場所が見つかることもあるかもしれないし、縁が繋がって二拠点、他拠点生活という可能性もゼロではないだろう。

これまでは住む場所まで勢いで選んでしまうことが多かったので、仕事や生き方だけでなく身の回りの環境も丁寧に選ぶ癖をつけていきたい。

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