心のポケットの重さは人それぞれ
Netflixで配信中の韓国ドラマ『涙の女王』12話の、キム・ヨンミンが演じるヨンソンの言葉が、今ネット上で軽く話題になっている。
ヨンソンは、龍頭里(ヨンドゥリ)村という田舎町で自給自足しながら、認知症の母親の面倒をみている無欲な男性。
そんな龍頭里(ヨンドゥリ)村に、事情があって隠れざる負えなくなった財閥一家の中のトラブルメーカー、ボムジャという女性を慰めるシーンの言葉が秀逸なのだ。
ボムジャは、何度も離婚を繰り返したり暴言を吐くトラブルメーカーだけど、実は情が厚く、愛する家族の不幸に心を痛めて涙する。
そして自分の不幸を嘆いたり、暴言を吐いたまま死別してしまった父に対して、自分を責めるボムジャに、ヨンソンはこう言う↓
人生にはそれぞれ抱えている石ころがある。
幸せそうな人のポケットにも重い石が入ってるんです。
だからうらやんだり自分を責めたりしないで。
今は認知症の母親と一緒に暮らすヨンソンだけど、正気であった頃の母の記憶はない。
ヨンソンの母親は、ヨンソンが幼い頃に、夫のDVに耐えきれず、家出してしまったから。
大人になってから、母親が認知症で施設にいる事を知り、引き取ったのだ。
そんなヨンソンは言う。
「僕も正気の母と喧嘩してみたかった。自分の気持ちをぶつけてみたかった」と。
人間はついつい、ないものねだりをしてしまう。
キラキラしているように見える人を羨んだり、妬んだりしてしまう。
だけど、どんなにキラキラして、幸せそうな人のポケットにも、いろんな重い石ころが入っている。
その石ころの重さは、他人にはわからない。
幸せとか不幸って、比べるものじゃないし、ポケットの中の石ころは、そうそう人に見せられるものじゃない。
ポケットが重いな〜と感じても、上を向いたら、空がキレイで風が心地良かったりする。
それだって幸せと思えば思える。
ポケットの中の石ころが重くても、口角を上げてみたら、また一歩足を踏み出せる。
結構みんなそんな風に生きてるんだ。
あと、ボムジャが泣いた時に、ヨンソンの母が貸してくれたハンカチを返す時の会話も良かった♡
ヨンソン「辛い時泣くのは三流。我慢するのは二流」
ボムジャ「じゃあ、一流は何です?」
ヨンソン「辛い時に肉を食べるのが一流。次は、泣かずに肉を食べなさい。たくましく」
ボムジャ「意味分かんない」
『涙の女王』の主演は、大大大好きな『サイコだけど大丈夫』のキム・スヒョンと、これまた大好きな『私の解放日誌』のキム・ジウォン。
そして脚本は、日本で大ブームになった『愛の不時着』のパク・ジウンだから、結構期待していたけど、回を重ねるごとに深みが増して面白い!
そういえば、ヨンソン役のキム・ヨンミンもボムジャ役のキム・ジョンナンも、『愛の不時着』でもイイ味出してたな〜♡
でも、キム・ジョンナンが『愛の不時着』に出ていたのは、Xで知るまで気づかなかった〜!
それに『SKYキャッスル』にも出ていたなんて、あまりにも作品によって印象違うから驚き!スゴイ女優さんだ!
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
では、また♡
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