Vol.35 メディカルトレーナーの実態
前回はスポーツトレーナーという大枠の話をしたので、今回はもう少し詳しくメディカルトレーナーに的を絞ってお話します。
主に怪我に対応するのがメディカルトレーナーの役割です。怪我に対応するということで、ほとんどの方が医療系国家資格を取得されて活動しています。
私も国家資格である "柔道整復師" を取得しました。
柔整以外にはどんな資格があるのかというと、主流なのは理学療法士もしくは鍼灸師の資格です。中にはあん摩マッサージ指圧師という資格を持たれている方もいますが、これ単体で活動されている方はそんなに多くないと思います。
メディカルトレーナーと言っても大枠はスポーツトレーナー。スポーツに携わっている方は「柔整、鍼灸、理学療法士」のどれかを持たれている方がほとんどです。
ちなみに国家資格が必ず必要なのかというと、そんなこともありません。スポーツトレーナーは職種であって資格ではないので、基本的には誰でもできちゃうんです。ただ、スポーツに携わるとなると、資格のない人に身体を預けてくれる方はほとんどいないでしょう。ということで結果的に何かしらの資格は保有するべきでしょう。
ちなみに民間資格でも通用するものがあります。それは「アスレティックトレーナー」という資格です。この資格は民間資格なんですが、スポーツ業界からかなり重宝される資格です。というだけあって、やっぱり簡単には取得できないんですよね。
でも頑張る価値は充分にあるということです!
資格の話はここまでにして、実際どんなことをしているのか?ということに話を移しましょう。
これは、私という実例があるので、私の活動も交えて話していきますね。
私は柔道整復師という国家資格を持っているので、持ち味のひとつである整復をできる環境にいるように心がけています。ということで、スポーツでも激しいチームに同行していることが多いです。メインはラグビーとラクロス、そして柔道ですね。
これらのスポーツは本当に怪我が多くて、私自身かなりやりがいを感じて取り組んでいます。
でも、同行している間、常に誰かしら怪我をしていますか?まさかそんなことないですよね(笑)
怪我に遭遇するまで何をしているのか?ということなんですが、練習や試合に同行する場合はその前にコンディショニングケアやテーピングを巻いたり、ウォーミングアップなんかもしています。そしていざ始まるとやることがなくなっちゃうんです。だって、みんな練習や試合に参加していますからね。なのでその間はマネージャーと一緒にみんなが活動しやすい環境を作れるように動いています。
ただ、チームに怪我人がいる場合はその選手の治療やリハビリをすることがほとんどです。
やっぱり身体が原因で離脱している選手には、いち早くフィールドに戻ってプレーしてほしいので、それを優先的にやっています。
ちなみに、かなり余裕のあるチームでない限り、チームに何人もトレーナーを雇うことはないので、トレーナー領域はあなた一人ですべて担うと思っておくほうが良いでしょう。
もちろん怪我の処置やリハビリもするし、トレーニングの相談をされたらアドバイスしたりフォーム指導したりもします。それに加えてメンタル的サポートもすることも日常茶飯事です。特にケアをしている時に相談されることが多いので、これは避けて通れない部分かもしれないです。
でも!!!その中でも自分のメインとなる分野ははっきりさせておいて下さい。
その芯を持った状態で様々な分野の勉強をしてできることを増やしていくことをオススメします!
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