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「Rebirth(仮)」(17)

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兄の回顧ブログの続き

卒業後~再発 2015年

卒業してからも治療は続き、健康な時と苦しい時をいったり来たりしていた。結構いた留年組もみんな就職したので、遊び相手はいなくなった。笑

こんな病気になったので、比較的負担の軽そうな役所に勤めようと思って、学校に申し込んだが、やはり治療がネックで、治療が完全に終わる10月からしっかり通う予定にした。
それまでは英語の勉強したり、実家の仕事の手伝いしたり、暇そうな友達捕まえて遊んだり、ゆっくりしていた。
再発への不安も徐々に薄らいでいき、自信がついてきた。白血病の再発率は経時的に下がるので。

そして9月、2年以上にわたる治療の最終クールがやってきてた。これが終われば解放される。今までの苦しみから解放されるんだ。と言う思いだった。

最後の治療の前に骨髄を一回見ときましょうっていう話になった。骨髄液の検査は1番憂鬱だ。末梢血では問題なくても、骨髄中は白血病に侵されている場合もあるからだ。
治療の一週間前にマルクをして、一週間後祈るような思いで、外来を迎えたが、先生はマルクの事には触れずに、いつも通り抗ガン剤を投与した。
普通再発してたらなんらかの対応をとると思うので
「なにもなかったんだ!」
と思った。


忘れもしない翌日、その日は朝方に大きめの地震があった。9時前ごろベッドのなかでまだ寝てた。すると母が部屋に入ってきて「〇〇先生から電話」

母の顔で良くないことが起きたことはわかった。

「先日のマルクの結果なんですが、再発してきている可能性が高いです」

まさに青天の霹靂。

その日のうちに両親と病院へ行って、説明を受けることに、説明の内容は骨髄中の2%悪性細胞が見られるとのこと。
取り敢えず今回の治療はやって、そのあともう一度骨髄を見よう。ということになった。

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