【日本の年金】何となく払っているけど、実際どういう制度?
思えば、「資産形成」や「老後資金」などの言葉が一般化し、国民全員の悩みごととなった背景には、日本における「年金」という制度が大きく影響しています。
「そもそも年金ってなに?」「何となく払っているけど、実際どういう制度なの?」と思われている方も多いと思います。
今回はこの「年金」という制度を深掘りします。5分ほどで読めるボリュームになっておりますので、ぜひご覧ください。
対象
自身の老後および将来の資産形成に少し不安を覚え始めた方
まわりに何かしらの投資をしている人がいて、少し興味を持ち始めた方
この記事でわかること
年金制度とは
年金制度で足りることと足りないこと
公的年金
日本では「国民皆年金」といって、20歳以上60歳未満の全ての国民が、「公的年金」に加入することになっています。「公的」の名の通り、運営元は国です。
この「公的年金」の仕組みは、時代とともにさまざまな変更が加えられてきましたが、現在では、2種類が存在します。
国民年金
厚生年金
国民年金
「国民」とあるだけに、全ての国民を対象としたもの。
厚生年金
こちらは、会社員や公務員など、組織に雇用される人が、国民年金と合わせて加入するものです。
3階建て
年金制度の説明において、よく「3階建て」という表現が用いられます。
<3階部分>
勤務先や個人が準備する私的年金
+
<2階部分>
厚生年金(=公的年金)
+
<1階部分>
国民年金(=基礎年金=公的年金)
前述の通り、厚生年金は、会社員や公務員などの組織に雇用される方が加入するもので、自営業者の方などは、国民年金のみの加入となります。そのため、厚生年金にも加入している方と比較して受け取る年金が少なくなります。
しかし、自営業者の方などに向けては
付加年金
国民年金基金
といった制度も存在しており、任意で加入することができます。「国民年金だけでは老後が不安」という方にとっては便利な選択肢といえるでしょう。
さらに、働き方などによって
厚生年金基金
企業年金
年金払い退職給付(公務員のみ)
確定拠出年金(企業型/個人型)
といった制度での上乗せも可能で、これらは年金の「3階部分」ということになります。
公的年金の給付
公的年金の給付の種類は、
老齢年金
障害年金
遺族年金
の3種類があります。
老齢年金
老後を迎えた方に給付されるもので、現在の制度では原則として65歳に達したときから給付されます。
※詳しくはこちら
障害年金
病気やケガなどが原因で障害認定を受けた方に給付されるものです。
遺族年金
亡くなった方の遺族に対して給付されるものです。
年金といえば「老齢年金」というイメージが強いせいか、「障害年金」や「遺族年金」は認知度が低いようです。この機に覚えておきましょう。
最後に
あなたの働き方では、どのような年金制度が適用されますか?
少子高齢化の影響から、いま現役で働かれている方は、老後の生活資金は年金だけでは不足することが見込まれます。今のうちにしっかりとシミュレーションをして、“3階部分”の増強に取り組んでいきましょう。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。いかがでしたでしょうか。
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