【闘病記】インフルエンザの予防接種を打とうと心に誓った話

この文章で言いたいことはただ一つ。

「インフルエンザの予防接種を打とう」ということだ。

私はつい最近インフルエンザにかかってしまった。A型だった。なぜか私は過去の経験上インフルエンザは高熱が出るくらいだと思っていて、少し高をくくっていた。しかしそんなことはなかったのだ。以下時系列順に症状を綴っていく。

0日目
インフルエンザと診断される前日だ。この日は午後からなんとなく熱っぽい気はしていたが、夜帰宅後にそれが確信に変わった。風邪をひいてしまったと思いながら就寝する。

1日目
起床後熱を測ってみると38度5分あった。病院に行き、診断を受けるとインフルエンザのA型と診断される。熱に加えて、脚のだるさや鼻水、頭痛、咳もある。当然この日は1日中寝ていることになる。そして夜になると熱がさらに上がる。高熱と頭痛、そして1日中寝ていたこともあり、中々寝付けない。この日は一番頭痛がつらかった。

2日目
この日は頭痛が緩和される。熱は相変わらず38度強ある。基本的に夜になると症状が悪化する。この日一番つらかったのは震えだ。夜寝ていると体の震えが止まらないのだ。身体は熱く、布団をかけ部屋が暖かいにも関わらずなぜか震えが止まらない。体感では小一時間震えが止まらなかったような気がする。身体が勝手に震えてきてとてもではないが、眠るどころではないのだ。今考えてみると、この時熱が相当高かったのではないだろうか。

3日目
前日の症状に反して、熱が37度弱にまで下がってくれた。しかしこの日苦しんだのは鼻水である。鼻水が滝のように流れてくる。この日はティッシュボックスを1.8箱消費してしまった。そのくらい鼻水が止まらなかった。

4日目
起床後熱を測ってみると驚愕することになる。なんと熱が再び38度強あったのだ。そんなわけでこの日も一日中寝ていることとなる。3日目に回復の兆しが少し見えただけに中々の絶望感であった。B型のインフルエンザにかかってしまったのかと思い憂鬱であったが、インフルエンザには二峰性発熱というものがあることをネットで知り、こちらの可能性も視野に入れる。

5日目
結果から書くと熱は下がってくれた。37度弱だ。こうして振り返ってみると4日目の発熱は二峰性発熱だったのだろう。この日の症状としては咳と痰、のどの痛みだ。初日から続いていた咳が収まる気配がない。また、痰も全く切れる気配がない。それに加えて夜になると38度3分ぐらいまで熱が上がる。ただし、熱の高さの割にはこれまで程のつらさはない。

6日目
この日は熱に関しては高くても37度前半で、今までの中では過ごしやすい日だった。これまでの戦いの成果か、黄色い鼻水が大量に出た。しかし、相変わらず咳やのどの痛みは続いている。この日はさらに予想もしない謎の症状に見舞われる。目ヤニだ。夜なぜか視界が霞むことに気が付き、鏡を見てみると目ヤニが多く発生していたのだ。軽く顔を洗い、そのまま就寝する。そして翌朝を迎える。

7日目
起床時に目が開きにくい。大量の目ヤニが発生していた。自力で開くことのできる量ではあったが、まぶたにそってびっしり付着する程度には発生していた。眼科を受診し、薬をもらうことに。熱はこの段階ではもう下がっていたものの、相変わらず咳、痰がひどい。3分に1回はゲホゲホしている具合だ。

8日目~現在
咳と痰がひどいので再度病院で診てもらうことに。この時に処方された薬に効果があり、現在はまだ完治しきっていないものの症状はかなり緩和された。こうして一応私の対インフルエンザは一区切りを迎えることとなった。


つらかったこと

こうして改めて振り返ってみるとつらかったことがいくつかある。

1つ目は症状の豊富さだ。

冒頭にも書いたがなぜか私はインフルエンザの症状は高熱とそれに伴う頭痛ぐらいだと思っていた。しかし、実際に発生した症状を並べて書くと

・発熱
・頭痛
・筋肉の痛み
・身体の震え
・鼻水
・咳と痰
・のどの痛み
・目ヤニ

と非常に豊富で、しかもそれぞれが単体でもつらく感じるレベルに症状が重い。学生時代にインフルエンザにかかった際は体力があったため、症状をおさえこめていたのかもしれないが、少なくとも今の私の体にはそうではなかったのだ。今回の発症は厳しい症状のオンパレードで本当につらかった。

2つ目は一人暮らしであるということだ。

学生時代に病気になっても親がいてくれたため、身の回りの世話特に食事に関してもあまり問題はなかった。しかし、一人暮らしの場合は状況が一変する。食事を用意するのも、ボロボロの自分である。病気で弱っている中で3食分しかも栄養が良いものを取るのは非常に困難だ。この食事の点でも今回のインフルエンザからの回復が遅かったように感じる。また、ゴミを捨てる気力もわかないため、部屋にゴミが溢れる。この光景は精神的にもまいってしまう。

やってよかったこと

逆に闘病中にやってよかったことも備忘録をかねていくつか書いておこうと思う。

1つ目は水をたくさん飲むことだ。

医者にも診断時に言われたことだが、水をたくさん飲むことは良かったように思う。高熱の時に水を飲むと、そのたびに身体が冷えるせいか、若干楽になったような気がするのだ。また、インフルエンザにかかると高熱が出るので、汗もかく。脱水症状の併発を防ぐ意味でも水を飲むことは重要だと思う。

2つ目は首筋を冷やしたことだ。

高熱時に保冷剤を用いて首筋を冷やした。すぐにぬるくなってしまうので、替えるのが面倒であるが、それ以上に体感的に身体が楽になった。インフルエンザでは解熱剤を飲んでいても、熱があまり下がらず身体が熱い時はある。そんな時に、首筋を冷やしたことで身体のほてりが若干改善されたと感じている。

まとめ

これまで書いてきたことを一言で書いてしまえば、「一人暮らしのインフルエンザはつらい」ということだ。そして、この私の体験から得た教訓がタイトルにもある「インフルエンザの予防接種を打とう」という教訓だ。

1人でも多くの方がこの文章を読み、予防接種を打とうと思ってくれたならば、私にとってこれ以上ない喜びであり、これまでの闘病の日々も少しは報われるだろう。

みなさんの健康を心から祈念して筆をおくことにする。長文にも関わらず最後までお読みいただきありがとうございました。

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