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市販の固形石鹸から作った透明石鹸で色々遊ぶ記録
色や香り、形等、作ってみたいものや試行錯誤のメモ
作りたいものリスト
1.エタノール使用量が極力少ない透明石鹸
それも市販の固形石鹸から作れること。
堅いとなおよし。
永遠の課題。エタノール高い。
2.加熱融解したとき、模様作れる程度に粘度がある透明石鹸
CP石鹸のようにうにゃうにゃの模様作って遊びたい
3.波紋が内部に入った透明石鹸
側面が波紋の型はあれど、外から見て分かる内部の波紋は作るの難しそう
4.オパールのような模様の透明石鹸
youtubeで時々作り方が出ているが、イマイチいい感じに仕上がらない。
2が出来たらできるかな
5.クラックの入った琥珀のような透明石鹸
普通にできそうに見えて、この色ムラ出すのには手間がかかりそう
6.気泡が入りまくった青い透明石鹸
これも2が出来たら出来るかな
7.多層グラデーションの透明石鹸
いつ見ても美しいグラデーション。
単なる二相の比重グラデーションではなく、何層も重ねてる故にいい味出してる。
手間暇かかるので滅多に手が出せないが、そろそろ夏なので作りたい
8.これ
くるくる巻けるほど石鹸が柔らかくなくていつも失敗する。
そして層にするのは手作り透明石鹸だと割と難しい(層が固まるのを待ってる間に石鹸も固まるかエタノールが飛んで透明度を失ったり)
9.柑橘類の甘酸っぱい香りが強い透明石鹸
香りを持たせる方法か、おえっとこない人工香料が欲しい。
柑橘系のエッセンシャルオイル多く使うと石鹸が黄色系になりがちなのも残念。
10.その他見た目が好きなもの
この配色はかなりいい。
一回作ったけどなかなか癒される出来になった。
作ったもの記録
①単に濃い目の青
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レシピ
オレンジフラワーのグリセリンソープ素地、クリスタル 70gくらい
エッセンシャルオイル:パイン・ラベンダースパイク・レモン(多分レモン。無色の柑橘系の。)
シンプルに素地をレンジで溶かしてカラージェルとEO混ぜるだけ。
カウブランドの無添加せっけんから作った自家製透明石鹸だと、青色が透明にきれいに出るカラー材が限られる(今のところつくつくのブリリアントブルーだけ)。しかも退色が早い。
ので、本気で濃い透明な青が作りたい時は自家製透明石鹸は使わず、オレンジフラワーさんの素地を使う。
ちなみにこの素地、自分の洗顔に使うと肌が絶好調になる。ステアリン酸多めで洗浄力が強いから?
②エメラルドもどき
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レシピというか材料
作り方
透明石鹸の半分をレンジで溶かして食紅緑とパールジェルで薄めに着色。ついでに着香。適当な型に入れ冷凍庫で冷やす
固まったら小指の爪くらいの大きさに刻む。断面まっすぐの乱切りのイメージ
切った石鹸の山にパ―ルのカラージェルと数滴落とし、表面にジェルが薄めに広がるよう、手でざくざく混ぜる
石鹸を型に戻し、石鹸の間の隙間が極力狭くなるように軽く手で押し込む。そのまま冷凍庫に戻す
すぐに残りの透明石鹸を別の方でレンチン、溶かす。
1より濃くなるように緑の食紅で着色。ついでに着香。
5の型を冷凍庫から取り出し、7をどばっと流し込む
ここで時間かけると石鹸の隙間が流し込んだ石鹸で埋まってしまうので、気泡上等な気持ちで素早く流し込む
そのまま冷凍庫に入れて固める
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パールジェル使わずに作ると、よくあるクラック入り透明石鹸になる。
どこかのレジンアート動画でエメラルドもどきの作り方をやっていたので真似てみた。レジンアーティストの取り組みはめっちゃ参考になる。
しかし、やっぱりレジンのようにはいかぬ・・・
パールを刻んだ石鹸の面に塗っとくと、悪くない味が出る事は分かった。
③普通の石鹸が半透明になった
透明化剤を入れていない普通の不透明な石鹸でレンジリバッチしていた時に起こった。
洗髪用だったのでパームカーネルオイルや米油の石鹸?にひまし油石鹸を足そうと思い立ち、固形のひまし油100%石鹸を取りに行くのが面倒で、手元にあったひまし油100%石鹸の水溶液(石鹸と等重量くらいの水で溶かしたもの、市販シャンプーに添加する用途の作り置き)を適当に追加した。
型出ししたら、良い感じに半透明の石鹸が出て来た。さすがひまし油。
普通の石鹸に10%くらい?のひまし油100%石鹸とちょい多めの水分入れれば半透明になると分かった。
(写真はいつか追加)
ひまし油石鹸は融点も低いので、レンチン直後はかなり柔らかくなって扱いやすい。
この石鹸と普通の透明石鹸を組み合わせて遊べそう。
ちなみに思い切りジェルったココナッツオイル100%石鹸も半透明になる。けどかなり硬いので、遊ぶ材料としてはイマイチ。
④粘度を上げる試行錯誤して透明度を失った
溶かした状態でサラサラにならずに少し粘度持たせられれば遊べるのに、、と、石鹸に増粘剤(キサンタンガム)を加えてみた。
レシピ
いつもの透明石鹸(カウブランドの固形石鹸リバッチ)
リバッチで作る時に、エタノールと共にキサンタンガム(全体の1%)を投入、ブレンダーで混ぜて冷却したもの
青の透明カラージェル
作り方
透明石鹸をレンチンして液化させる
半分に分けて片方にカラージェルを入れる
色付き・色なしを順に型に入れ、マーブルぽくなるようにぐるっと一周混ぜる
冷凍庫で冷やす
そもそも透明石鹸ベースにした時点で不透明になった笑
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透明石鹸はもともと、固まった状態でも色が広がって混ざっていく「滲み」が起きやすい。起きやすいと言うか、ほぼ毎回そうなって色が混ざってしまう。
加熱して液体にした時点の透明石鹸は、粘度自体はあった。カラージェルの量を調整すればマーブル的な遊びはできる気はする。ただ、透明ではない所が致命的。
キサンタンガムではなくセルロース(液体に粘度を持たせる仕組みが違う)とかなら透明を維持できるのだろうか。
固形石鹸を水で溶かした液体石鹸に粘度をつけるのも七転八倒中で、石鹸と粘度の関係はなかなか難しい。
模索は続く。
⑤ハチミツ&ミルクもどき石鹸の練習
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透明化に失敗した石鹸(ミヨシのリバッチ)と、透明石鹸で二層にした。
白い石鹸の方が凝固してから透明な方を重ねてるせいか、片方が不透明なせいか、滲みはほとんど無い。
色は非常に良し。これで粘度を持たせられればこーゆーのが作れるのかな。
(ネタ出来たらまた追加する)