[みらいけんアドベント 12/18] 情報整理のデジタル化のような話をしてみる
自己紹介
皆さんどうも初めまして。ネットではレバタロウと名乗っています。
大学院では物理学の高温高密度空間での熱力学の研究を行った後に、
現在、外資系企業にデータサイエンティストとして勤務しており、最近はデジタルマーケティングの分野で分析の業務全般を担っている状況です。
趣味はラップの編曲をすることです。
後藤さんとは、みらいけんで行われていたボドゲ会を通して仲良くしていただくようになりました。そういえば、最近カタン会に参加していなかったので、開催されていたら行ってみたいですね!
また、今回アドベントのメンバーに指名していたことに、この場を借りて、感謝したいと思います。
2022をざっと振り返ってみよう
実は激動の時代の最中なのでは。。?
2020年からずっと衝撃的なことが起きているのですが、今年は結構衝撃的でしたね。1世紀ぶり大きな出来事が2つほど発生して、大変な世の中になっているなと思いました。そんな中SNS上では自分の望んだ形に世論をもっていくための行動が引き続き活発にあり、それに流される人がでてきたりしました。情報の海で流されないためにも、一人ひとりがネットリテラシーをもって情報に触れていく必要があるということになるのでしょう。認知戦とかいう概念もあるくらいですし。
ネットリテラシーどうしてます?
レバタロウ式大雑把な情報確認方法は、人は常に正しいことを発言するわけではないが、株価は概ね状況を正しく反映すると称して、何か大ごとがあったら株価を見てその確からしさを検証したりしていなかったりしています。
あるいはニュースの元となった論文を確認するようにしています。
一方でとっても良いニュースが最近ありましたよね。
核融合のために投入されたよりも多くのエネルギーを生成することに初めて成功
そして例のごとく「ネットリテラシー」を発動してみると
ローレンス・リバモア国立研究所(LLNL)の発表記事(元記事)
ローレンス・リバモア国立研究所(LLNL)の核融合論文(レター)
ということで、このニュースは確からしいし、核融合してエネルギーを取り出すという課題を解くうえで、一旦太陽を作る研究という課題に置き換えて研究を進めていたことが分かりました。
またLLNLが発したニュースは確かに入力したエネルギーの1.5倍のエネルギーを獲得したと、表現していることが分かります。
人間の歴史における争いというのは大体資源の奪い合いによるものが多かったりするので、争いの原因の1つを減らすきっかけになればいいなと思います。
この惑星の3次元曲面上で争っていないで、宇宙開拓時代に文明を進めてほしいと思っていたりしています。
2022年、レバタロウは何していたか
ここで、肝心の主題のところに移っていくのですが、
自分が今年実施したことを端的に示すと、仕事と勉強です。
以上です。
。。。そうなんですよ。
実際は、達成したい目標があるため。資格の勉強と獲得をマイルストーンをたてて取り組んでいるのですが、例え匿名環境でいるとはいえ、失敗したら恥ずかしいので目的の詳細は省略したいと思います。
そうなってくると、やったこととしては仕事と勉強に要約されてしまいます。
とはいえ、今年一番の発見というのがあったので、この場ではそれの紹介をしたいと思います。
学習したものをどう整理してます?
高校生や大学生の頃は、ルーズリーフに情報をまとめていたのですが、
どこに何があるか分からなくなったり、紛失したりしていました。
なのでノートのデジタル化を模索していました。
よくテック系の人はQiitaやnoteなどで知識をまとめて公開された記事をよく目にします。かなりありがたく拝見していたりしています。一方で自分が整理のために、Qiitaやnoteの媒体を利用して整理するのはちょっと違うなと思っていました。実際に過去に試しに書いてみたのをここに共有しておきます。
ここで、違うなと思ったポイントをまとめてみました。
数式やCodeが書けるプラットフォームを探した場合、候補となるプラットフォームが絞られる。
情報を整理したい時、Webのページの構造や遷移設計、読み手にとって読みやすいかどうか事も考えないといけないので手間である
プラットフォームの中で情報を整理した場合、プラットフォームの事情によって、記事が失われない保証がない。
情報を公開するにあたって、情報の正しさの責任を持つことになるが、学習のための整理なので、そこまでの緻密に書くにはハードルが高い
苦労して得た知見を無料で公開するのがもったいない。
コンサルでは知見を使ってビジネスを進めているのに、個人になったら無料というのは機会損失。有効な知見を公開することで、ネット上の知名度を上げるという選択もある。しかし個人的には世間に知ってもらうより、次の分野に関して掘り下げつつ、それをデータサイエンスの仕事に応用することに優先したい
そこで、学習したことをまとめる環境として気にしたポイントをまとめました。
数式やCodeが書ける
情報をまとめることだけにフォーカスできる
1枚の記事ー>複数の記事ー>1つのマテリアル への発展が簡単
情報安全の責任を自分側で保持できる
公開する必要がない
情報整理する方法
学習した情報を整理する場所として、今年模索して一番楽だなと思ったやり方は
VS Code + Jupyter notebook+one drive
の組み合わせで情報を整理する方法です。
具体的には、話題や分野単位でフォルダを切り、まとめたい内容をJypter notebookで整理していくだけです。
Jypter notebook で言葉でまとめたい場合はMarkdown とTexで整理し、
プログラムはCodeで記述しつつ、裏でライブラリを実装していけば、
今後より掘り下げた分析をしたい場合は過去に作成したライブラリを使って
初めて分析の差分の部分だけにフォーカスしていけば良いような状況になるので、楽ができる。
というような感じです。
この組合わせがどうよいかと言いますと
数式やCodeが書ける
ー>Jypter notebookであれば、どちらも記述可能
ー>副産物としてCodeで整理しながらPythonライブラリもしくはAPIを作ることができる。
ー>実装したコードとその結果をその紙面上で示せる
情報をまとめることだけにフォーカスできる
ー>新しいページが必要な場合ボタン1つ押下するだけ
ー>新しいページを作れば、すぐに書ける状況になる
ー>読み手のことを意識しなくていいので、最小限の言葉で伝わる工夫だけしていればよい。
1枚の記事ー>複数の記事ー>1つのマテリアル への発展が簡単
ー>フォルダがルーズリーフバインダーの役割を担う
ー>Jypter notebookがルーズリーフの役割を担う
ー>Jypter notebookは文章をセル単位で管理されるので、入替が可能
ー>フォルダ/ファイルの組み合わせなので話の順番は自由に編集可能
ー>VS Code を使えば全てのルーズリーフから一括検索が可能
故にどこに何を書いたのを忘れても、情報にたどり着けられる。ー>複数のフォルダを1つのフォルダでバインドすれば、
デジタル百科事典としての役割を担える
情報安全の責任を自分側で保持できる
ー>ローカルとone drive に保存されるため、
ファイルの支配権を確保できる。
公開する必要がない。
ー>ファイルがローカルにあるので公開されない
ー>VS Code とGitHubを連携すれば公開することがある。
(ただし公開することで経済的なメリットが期待できる場合)
このようにVS Code, Jypter notebookの良さを活用して、デジタルなルーズリーフの環境を作れたのかなと思いました。
最近定まった整理の仕方なので、このまとめ方の効用・副産物をすべて把握と整理しきれていないですが、メリットは大きいと感じています。
2023年の抱負
シンプルに達成したい目標がクリアしたいなと思っています。
そしたら何かこの場で報告できるといいなと思います。
ありがとうございました。