トレードロット管理インジケーター『AXE』で、資金管理を始めよう (TradingView専用)
こんにちは、edjjライターです。
TradingView専用の資金管理インジケーターを開発したので、Noteでお披露目させていただきます!
Auxiliary Equity Configurator(AXE)は「損切り幅を決めると、自動で統計的に最適なロットを算出してくれる」裁量トレード支援ツールです。
トレードにおける資金管理(マネーマネジメント)の重要性は周知の通りですが、「具体的にどう運用すれば良いのかわからない」「取引ごとのロット計算が難しい」「分かってはいるが面倒臭い」など、様々な理由で毛嫌いされがちですよね。
AXEは、マネーマネジメントの面倒な部分を自動化することで、トレード成績を向上するための補助輪の役割を果たしてくれる優れものです。
トレードにおける資金管理(マネーマネジメント)の重要性
そもそも、トレードにおいて資金管理はどれくらい大切なのでしょうか?
まず、裁量トレードにおいて「メソッド(手法)」「メンタル(精神管理)」「マネーマネジメント(資金管理)」が利益の重要な決定要素とされています。(メソッドの適用前提として、「アセット(金融商品の選択)」も重要です。)
この中でも、特に過大評価されるのがメソッドで、巷でも「〜式手法」などといった形で商材が販売されたり、手法に重きを置いたサロンなどが溢れていますよね。
一方で、重要な利益決定要素でありながら影が薄いのが、メンタルとマネーマネジメントでしょう。
特に、常勝トレーダーは先天的に精神構造がトレードに向いていたり、経験的に「これくらい」というロットのアタリがつけられたりするので、言語化が煩雑なこれらよりも、まずはメソッドから教えるという傾向が、これら2要素の影を薄くする構造に寄与しているのだと思われます。
現実問題として、常勝トレーダーはどんなメソッドでも利益を得られるのに対し、常敗トレーダーはどんなメソッドでも損失を被る傾向が大きいです。これは、メンタルとマネーマネジメントによるものと考えるのが妥当でしょう。
例として、簡単な思考実験をしてみましょう。
結論から言えば、Bさんは、そもそもメソッド通りに取引を行わず、Cさんはリスクリワードとロットの設定を誤ったことが考えられます。(逆、併発も然りです)
メソッド通りに取引を行わなければ、平均勝率に収束しません。これはメンタル領域の問題です。
また、リスクリワード比率(損益率)の設定を誤ったり、ロット管理を誤れば、平均勝率に収束したとしても、損失が利益を上回ります。これがマネーマネジメントの領域です。
種明かしをすると、たとえ勝率が70%あっても、リスクリワード比率が0.2の場合、統計的な破産確率は98%に達します。また、取引ごとの損益額(ロットによって決定されます)が口座残高に大きく占める場合もまた、平均勝率に収束する前に口座残高が尽きてしまいます。
逆もまた然りです。たとえリスクリワード比率が3、かつ取引の試行回数が20回あっても、平均勝率が10%であれば、統計的に100%破産します。これはメソッドの領域です。
このように、裁量トレードにおいては「メソッド(手法)」「メンタル(精神管理)」「マネーマネジメント(資金管理)」どれを蔑ろにしても、最終的には損失を被ってしまうのです。
さらに、一つ付け加えると、メンタルはマネーマネジメントに対して従属的です。損失額や利益額が口座残高に対して相対的に大きいと、その分メソッドへの疑念が生まれ、メンタルが安定しないためです。想定以上の利益が出て、調子に乗りロットを増やしてロスカットしたり、損失が思ったよりも大きく、ロットを下げてジリ貧になったりした方も多いのではないでしょうか?
従って、マネーマネジメントを行うことは、メソッド同様に非常に重要であると言えるでしょう。ある程度のエッジ、平均勝率が約束されたメソッドが豊富な昨今においては、むしろマネーマネジメントの方が必要な方が多いのではないかと思います。
資金管理インジケーターを使うメリット
資金管理インジケーター『AXE』を使うメリットは沢山ありますが、以下が代表的なものです。
適正ロットを手計算する必要がなくなる
TP/SLの指値価格を手計算する必要がなくなる
どのアセットを取引しても損失額を一定に抑えられる
取引可能数が可視化され、無茶な取引計画を抑圧できる
複利運用の敷居が下がる
スプレッドを事前に加味した取引計画を立てられる
メンタルへの負担を減らし、裁量トレードの成績を底上げできる
バルサラの破産確率が自動で計算される
トレードにおいて、脳のリソースをセーブできることは大きな利点です。
資金管理にまつわる様々な手間をツールにやってもらえば、マーケットの分析により時間を割くことができるはずです。
ツールの概要
AXEは資金、平均勝率、平均RRを事前に設定しておくことで、「損切り幅を決めると、自動で統計的に最適なロットを算出してくれる」ツールです。
対応アセットは、TradingViewで利用できる銘柄全てです。
為替、商品、指数、仮想通貨など、お好きなアセット・シンボルでご利用できます。また、口座残高や損益表示も任意の通貨建てで計算することができます。詳細については、設定項目(後述)からご判断ください。
損益バンドは実際の取引の際に必要なロット・価格情報を可視化してくれます。スプレッドを加味する場合は、スプレッドモードが利用できます。
また、損益バンドはv5から利用できる最新のインタラクティブモードに対応しており、参照価格・参照日時をチャート上のドラッグで決定することができます。
また、2022年2月6日のアップデート(v2.0.0)から、バルサラの破産確率が自動で計算されるようになり、自身のトレード設定をより統計的な観点から管理できるようになりました。
資産推移マトリクスは、連敗した時にどのように資産が推移するかを表示するテーブルです。また、情報テーブルはインプットに応じて詳細情報を表示します。
設定項目は以下の通りで、柔軟性、UI/UXに優れた構成となっています。
初心者の方でも使いやすいように、各インプットからℹ️マークでインストラクションを参照できるようになっています。
(以下スクリーンショットはv.2.0.0版のものです)
ツールの評価
AXEは12名の公募テスターによるβテスト期間を経て、正式にリリースされました。期間中は、テスターの皆さんと緊密に連絡を取り、フィードバック→改善のサイクルを回し、より良いUI/UXを目指しました。
また、βテスト期間終了とともに、AXE・及びコミュニティに関わる19の質問からなるアンケートを実施しました。アンケートに対する評価は以下の通り(定量的に処理しています)です。
加えて、約半数の方がAXEは初心者にこそおすすめという旨のコメントを残してくださいました。
購入特典
購入特典として、AXE購入者に向けた無料コミュニティにご参加いただけます。ツールのサポートや、フィードバックなど双方向的で有意義なコミュニケーションを意図しており、日々のメンテナンスや改善に繋がるものとなっています。
また、資金管理の学習コンテンツの無料配信など、マネーマネジメントを学べる場所作りにも力を入れています。コンテンツは今後もアクティブに追加していく予定ですので、初心者の方にも十分な価値を提供できると思います。
「資金管理を始めたい」「面倒くさかったけど、これを機に改善したい」という方にはおすすめのツールとサポート体制になっています。是非ご検討ください!
アップデート
価格とメンバーシップ決済方法
edjjが提供するインジケーターは月額4980円(年会費割)で全てご利用いただけます。以下のメンバーシップ入会ページから、インストラクションに沿って決済を行なってください。
サブスク移行についての詳細は、以下記事で掲載しています。
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本著購入特典のインジケータは投資・投機における取引の結果を約束するものではありません。
取引に関する最終判断は、利用者ご自身の責任において行われるようお願いいたします。
本著購入特典のインジケータを利用したことによる取引の結果について著者は一切の責任を負いません。
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