【理学療法士 学生さんへ】神からのギフトに気づく定期テスト
大学院で学んだ公衆衛生学の知識をもとに、健康的な社会を作りたい理学療法士のジローです。
健康的な社会作りとして、遠い目標と並行して身近なところもにも着眼して、仲間である理学療法士の健康についても常に考えています。
最近は聞くにつけて、ブラックな職場が多いこと、、、。
本当に辛いです。
学生さんや、転職を決意した人が、ホワイト病院・施設に就職できるように。
そして、万が一ブラックに引っかかった場合には、すぐに逃げられるよう自分の能力をあげておく事を推奨した記事を書いています。
今回は、学生の就活にフォーカスして記事を書きます。
どのような病院・施設を就職先に選べば良いのでしょうか?
自分の強みを活かした就活をしましょう!
‖ 学生の7月は定期テスト
夏休み前の定期試練、何とか乗り越えて楽しい夏休みになりますように。
さて、社会人と学生の勉強の違いはどうでしょうか?
社会人になると、その職場の環境で必要になった事からピックアップして勉強をします。早く戦力になる必要がありますから。
学生の定期テストの勉強では、どんなに嫌でも、一通りの科目を勉強しなくてはいけません。これはこれで結構キツいですよね。
‖ 定期テストで確認して欲しい、自分の貰っているギフト
国家試験に受かるという観点では、一通りの学習が必要です。
しかし、最近の理学療法業界というのは、かなり専門分科されてきています。おそらく、理学療法士全体での全国学会が無くなって、学会連合になった辺りから、それが加速したように感じています。
「細分化されたからこそ、自分に合う分野が必ずある!」
この、定期テストでの一通りの勉強で、自分では気づいていない、得意分野、才能(ギフト)を明らかにできると思います。
私が推奨していのは、最低限のラインは必要ですが、それ以降は得意な所を爆伸ばしする方が良いと思っています。
苦手な分野って、50点が、頑張って75点か80点になるくらいですから。そこまで引き上げるのにも、かなりの時間が必要です。
得意な分野であれば、元々85点が200点、300点に化ける可能性もあります。
自分の能力に気付かぬまま就職して、その職場に合わされた勉強のみでは続きません。
本当の強み・得意分野に巡り合うと、思いがけず仕事がスムースにいくものです。
できれば自分の得意な分野を早めに見極め、その能力を存分に発揮できるような職場を狙い撃ちして就活して欲しいんですよね。
実習に行く前から、できるだけ早い時期にこれを感じられていると良いのですが、、。
‖ 「好きな教科」と「得意な教科」は違う
以下、私の経験から。
私は、学生の頃からスポーツ分野の理学療法士になりたくて、学生時代を過ごしていました。主に、整形疾患に興味を持っていました。
それでも、定期テストの整形の点数は普通だったと思います。
学生時代、神経内科の試験で、それはそれは難しくて、クラスのほとんどが赤点になるような試験がありました。範囲外から出てる!だの、難しすぎる、習っていない!と、猛抗議になったわけですが、
自分ではあまり勉強していたと思っていなかったのですが、かなり良い点数でびっくりした経験がありました。
でも、その事を全く気に留めていませんでした。
就職後も整形疾患が多いリハビリテーション病院に就職しましたし、一度目の大学院の研究計画書でも整形疾患患者を対象に作成していました。
自分の得意を知らず、周りとあまり差別化されずに過ごしていました。
たまたま病院の方針が変わり、脳卒中をはじめとした中枢神経疾患、神経難病などのリハビリテーションに従事することになりました。やりたい事とは離れる気がして転職も考えたのですが、勉強を開始してみると、勉強が全く苦にならず、知識も技術もメキメキ上達していった事を思い出します。
この学生の時に、神経内科の点数が思ったより良かったことを思い出したのは、実は、ごく最近(テストから20年後)なんですよね。もし、病院の方針が変わった時に、整形がしたいからと言って病院を代わっていたら、このような思いがけない自分の得意な分野に気づくことなく終わっていたと思います。
これを測定したり、気づかせてくれる機会や場面は、就職してからは無いと思っているので、
「定期テストも、自分探し」
と思って前向きに取り組んでいただきたいです。
優秀な人材がたくさん出てくれれば、理学療法士全体の地位が上がると思っていますし、健康的な社会を作ることにつながると思っています。
7月、頑張っていきましょう!
夏休みが終わると、就活が本格化します。良い椅子が取れるように頑張りましょう。
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