【PT×MPH】認定理学療法士、辞めました
大学院で学んだ、公衆衛生学・疫学の視点を元に、健康的な社会を作りたい理学療法士のジローです。
時に、理学療法士のキャリア形成についての記事を書いています。
理学療法士協会の認定理学療法士(脳卒中)を持っていました。
5年ごとの更新ですが、更新せずにお返ししました。
今のままでは、「登録理学療法士」も無くなりそう。
■ まず、「脳卒中」認定理学療法士を選択した事がダメだった!
協会さんによりますと、2024年3月31日のデータで、認定理学療法士(脳卒中)を持っている人は、3898名 →数が多すぎで目立たない。
*ちなみに、一番多いのは(運動器)4665名
↓↓ こずるい男の、進路選択
■ なぜ、せっかく持っている資格を更新しないの?
どちらも、更新のためのポイント取得のため、お金・時間がかなりかかります。
この数年は、大学院の授業や、臨床研究、現在は東京大学RWDの授業に、仕事の時間以外のほぼ全てをかけています。
私の、今までのキャリアで、私の病院内や地域内には「脳卒中に詳しい理学療法士である」事は立証できていると思います。
認定を持っていないくても、外部から仕事が得られるようになった事も大きいです。
(認定理学療法士の名簿があり、これを元に講師や座長を選んでいたようです。最近は、学会連合のA会員名簿というものがあり、こちらの方からも声がかかるシステムになっています。余計に認定の意味は無いように思えます)
何より、給料・身分に全く反映されなかった!
協会さん、どうにかしてよ。
今、私が時間をかけなければならない領域は、疫学・統計学(データサイエンス)・医療情報学であると認識しているので、こちらにフルコミットしなければ、時間が足りない。
理学療法士協会が提供してくれているコンテンツ(加えて、認定更新に必要なポイントを稼げるもの)に、私の興味・関心領域が無い事もあります。
大学院進学から東大RWDまでかけて、150万円くらいは投資しているし。もう、これ以上は許してもらおう。
何を続けて、何を辞めるか。
考えた時に、認定理学療法士は辞めました。
20代、30代はがむしゃらで良かったのですが、40代からは、余計にコスパ・タイパを意識しなければならないですね。
せっかく頑張って取得した資格であっても、削ぎ落とす決断が必要な時期が来ています。
↓↓ やりたい仕事をするためには、目立たなきゃだめ
↓↓ どのような理学療法士になるかは、周りの環境がとても大切
↓↓ 何によって憶えられたいか? ←ドラッカー先生の名言
私は、「脳卒中認定理学療法士」ではなかったようです。
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