【臨床研究日記 03 】メンターの書いた論文を読みました
大学院で学んだ公衆衛生学・疫学の知見を元に、健康的な社会を作りたい理学療法士のジローです。
突然、思い立ったように臨床研究を開始して、その状況を逐一日記にまとめています。
数日、忙しくしていましたが、3日目です。
3日目の課題
この研究でお世話になる方(メンター)の論文を読み漁る
■ 臨床研究におけるメンターの重要性
臨床研究は、一人ではできません。
チームで行うことがほとんどです。
今、何か研究を立ち上げようと思っている人!
一人で完結させようと思っていませんか?
せっかく苦労した研究でも、実は「お作法」が悪く、学会などで、ディスカッションの土俵にすら乗せてもらえないことがあります。
その点では、研究を指導してくれる人(メンター)との協働が必須です。
私が自信を持ってできる範囲は、私も後進のメンターになりますし、私が出来ない範囲では、詳しい方にお世話になります。
自分自身の病院に詳しい人がいれば良いんですが、残念ながら私の病院内には、私の行う範囲の研究を指導できる人がいません。
↓↓ 現状をウジウジ悩んでいても仕方がない記事
ずっと、その環境にモヤモヤしていたのですが、外に目を向けてみると、コロナの影響で、オンラインの環境が整い、同じ病院に居るけれど、院外の人とも協働して臨床研究をすすめています。
(その代わり、個人情報の観点から、がっつり自院のデータを使用した研究は行いにくいですが…)
■ 今後お世話になる方の論文を読み漁る
どの人が、どのような研究をしているかは、「リサーチマップ」を参考にすると良いです。
その方が、どのような研究をしてきたかということを深掘りすることで、今後に自分たちが行う臨床研究というフレームを通して、様々な質問ができます。なぜこのように解析しようと思ったかなど、深い話ができる、又とないチャンスでもあります。
お世話になる方を調べてみると、共著論文を含めると150本くらいありました。
自分が行う予定のリハビリテーションや老年医学に関する内容に近い論文、使っているデータベースやアウトカムが近いような論文から読んでいこうと思います。
↓↓ 研究におけるアウトカムって何??
■ 自分の臨床研究のメンターを探す
大学病院勤務の人などは近くに臨床研究に長けた人がいるはずです。
近くにメンターが居ない人。私のように自院に居なければ、外を探してみるのも一つです、
先ほど紹介したリサーチマップを参考にすると、誰がどのような研究をしてきたかが、時系列・共著者を含めて一目瞭然です。所属学会や学会の委員歴なども書いてあります。
これからアカデミアに入門してみようと思っている人は、この辺りの人を検索して、来ていそうな学会にでも行ってみましょう。発表や公演の後を狙って、名刺交換すると同時に、自分も同じ領域の研究をしていますと紹介してみましょう。
それが出来ない場合は、面白い事に、この狭い日本では、同じ領域にいる人であれば、とても会いたいその人は、誰かの誰かの誰かの知り合いです。
SNSを駆使して、コンタクトを取れればいいですね。
(私も、研究用・仕事用にFacebookを運用しています。あまり更新していませんが…。自分が何者なのかを分かってもらいやすいですよね。)
メールで
『自分がどのようなものか丁寧に説明して、
どのような事をサポートして欲しいか、
向こうにどのくらいの時間が必要か
手伝った結果どうなるのか(共著者となるのか、謝辞に入れるかなど)』
きちんと説明すれば、了承するかは置いておいて、いくらか話しを聞いてくれるものです。
もし、相手にされなかったら、自分とは縁が無かった人なのでしょう。
(SNS前世代の人間なので、メンターは大学院で探しました。SNSやオンラインが発達しているため、メンター探しは必ずしも大学院進学でもないような気もしています。)
数日、メンターの方にの研究内容を研究ノートにまとめていく予定です。
↓↓ 研究ノート? そんなの作る必要ある?
3日目終わり。
なかなかまとまった時間がとれませんね。
子供の夏休み期間中は、色々な面でスケジュールを崩されますね。
(塾の夏期講習や、宿題のサポートなど)
本当は、朝型生活が良いのですが、私は昔から夜更かし人間なので、この習性は生涯変わらないのでしょうね。
時間確保のため、本格的に朝型に切り替えるかの悩みどころです。
何でもいいので、人生変えていきたいものですね。
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