【理学療法士】私が栄養管理を始めたク●みたいな理由|上司への恨み節と感謝
大学院で学んだ公衆衛生学・疫学の知見を元に健康的な社会を作りたい理学療法士のジローです。
普段は、リハビリ専門病院で、主に脳卒中患者さんの対応をしていますが、ライフワークとして「食」「栄養」に関する地域活動・啓発を行なっています。
↓↓ なぜ「リハビリ医療×食支援」なのか??ご紹介
今では、楽しく取り組ませていますが、開始当初はひどいものでした。
↓↓ 理学療法士が、栄養サポートチームに入ったら爆●した話。
また、栄養分野に入るきっかけ自体も最低なんですよね。
上司と擦った揉んだがありました。
入門した最低なきっかけと、その後どうなった?ということをお話しします。
‖ 栄養管理を始める直前
私は、大学院で姿勢制御や運動学習についての研究をしていました。
研究室の皆が業績を上げている一方で、自分の研究がなかなかうまくいかず焦っていました。
一応卒業はできたのですが、自分の病院に帰ってから、研究指導者が身近にいない状況で更に研究を進める事はかなり辛く、管理職になったり、加えてプライベートでも第一子の誕生が重なり、全然上手くいかない状況でした。
↓↓一般病院で臨床研究するのって、辛いことが多いですよね
大学院で学んだ姿勢制御の知見を、早く院内・院外に浸透させたい。論文投稿したい。本当に焦っていました。
‖ 初めて入った管理職ミーティングにて
課長:栄養サポートチームに入っていた、理学療法士の退職に伴い、管理職から新しい人を誰か出したいのですが?
管理職みんな:シーーーーーン(うつむき)
この頃、院内の栄養サポートチームは、リハ職以外の頑張りで、かなり盛り上がりを見せていました。その分、院内研修・学会発表などたくさんのタスクが課せられることを知っていました。
当時の主任:ジローに行ってもらえば?
管理職みんな:そうだね。研究もできるし、内科も詳しいから。行け行け。
ジ:………。
Yesとも、Noとも言えないままに決まってしまった。
‖ 管理職ミーティング後
課長に対して恨み節をツラツラ。
ジ:良いとも、悪いとも言っていないのに一方的に決めて酷いです。大体、栄養サポートに「理学療法士」なんて、要らないじゃないですか。
課長:まあ、人をおいていないと悪いみたいだから。
そもそも、栄養サポートチームに理学療法士が必要だって言って聞かなかったのは、院長らしいよ。何か、お考えがあるんでしょうね。
ジ:本当に最悪な人事だ。また、自分の研究である姿勢制御の事をする時間が減る。
‖ あれから10年と、今思うこと
栄養の道に進んだことで、全国に素晴らしい仲間ができ、自分のリハビリテーションに対する考え方に奥行きが出ました。
途中で壁にぶち当たったことで、新たに公衆衛生学に関する大学院に進学するきっかけにもなりました。
先駆的な院長のおかげで、栄養サポートチームの中での理学療法士の役割についてもかなり勉強させてもらいました。
理学療法 × 栄養 は私にとって大きな武器です。
今は、役職も更に上がり、管理職ミーティングでは自分が「人を選ぶ立場」になっているんですよね。
実際にその立場になると「誰でもいいから行け」とはなりません。
ある程度、芽がありそう、この分野に行くと伸びそうな人を選びたくなります。
任命された瞬間から数年は、やりたくない事を〜〜、と思ってイヤイヤ活動していました。
当時の主任と、今でも働いていますが、任命された時には恨みしかなかったです。
でも、人は見てますから。適材適所を。
上司に、やってみたらと言われて、「自分の仕事とは違う!」と思っても、思い切って飛び込んでみると、10年くらい経つと思いがけない所で花が開くかも知れませんよ。