【R34:WORKS】何気ない日常を大切にしつつ、新しい見方を提案する
Gt.&Vo.Ikuma、Pf.&Vo.Nami、Arr.&Pd.Negaiからなる3人組アコースティック音楽ユニット・すずめらんたん。2022年8月27日にリリースした1st album『ふたり』の内容と、24年12月8日に所沢YTJホールにて開催する初のホールワンマンライブへの意気込みを聞いた。
1st album『ふたり』について
これまでに約30曲のオリジナル曲を発表してきた、すずめらんたん。とりわけファンに人気のある楽曲が『雲の意図』だ。
「1st albumを作る時、収録楽曲の順番や展開を強く意識していました。『雲の意図』の一つ前の『あめもよう』という曲は、雨の中に自分だけがぽつんとしている、どちらかといえば悲しい情景を歌っています。そこからの繋がりとして、雨雲にフォーカスして、『自分がもし雨雲だったら?』と想像しました」。
芥川龍之介の『蜘蛛の糸』を下敷きにしつつ、肯定的なメッセージを歌詞に込めた。ワルツのような三拍子のメロディと合わせて、晴れやかな気持ちになれる楽曲だ。
同じく1st albumに収録されている『等心大』は、Ikumaが中学生時代に制作した楽曲だ。
「ゲームをしながら作曲を学んでいたころの曲を、再アレンジしました。YouTubeにはMVも上がっているので、ぜひ見てほしいです」
2nd albumの計画も順調だ。
「次回作は季節感を強めて、雰囲気重視にしたいです。今、夏の曲はあるので、春と秋と冬を作って、6曲入りくらいで販売できたらいいですね」
誰かの日常に寄り添う音楽を届けたい、と考えている。
「僕たちの力で、みなさんのなかに、新しい気付きが一つでも生まれたら嬉しいです。音楽はもちろん、ステージでのパフォーマンスだったり、物販での会話だったり、とっかかりはなんでもいいと思っています」
人生に行き詰っている人、思い悩んでいる人は、ぜひ彼らと出会ってみてほしい。
初のホールワンマンについて
すずめらんたんの公式YouTubeチャンネルには、オリジナル楽曲のMVやライブ映像、カバー動画などが多数公開されている。
「音楽だけとはいかない時代なので、動画作りにも力を入れていきたいですね。より多くの人に僕たちを知ってもらうために」
2024年12月8日には、彼らにとって過去最大規模となる、所沢YTJホールでのワンマンライブが決定している。
「去年くらいから、僕らの地元である所沢市で演奏させてもらう機会が増えてきました。これからも地域に根ざした活動をしながら、次のステップに進みたいという想いから、150名の集客に挑戦することにしました」
まさに今、ワンマンライブの演出や、構成を考えているところだ。
「良い音楽を届けるのはもちろん、みんなから色んな感情を引き出したいですね。笑えて、感動できて、それらを共有して、気持ちよく終われるステージを作りたいです」
彼らの晴れ舞台を、ぜひ見届けたい。
文:紅葉
INFORMATION
1st album『ふたり』、好評発売中!
『キャンプファイヤーの線を辿って』、サブスク各種で配信中
2024.05.19(Sun) open 13:30 / start 14:00
「ほんの短い初夏」
[会場] アトレ川越 SPACE SEVEN(埼玉県川越市脇田町105 アトレ川越7F)
[料金] 前売¥2,000 / 当日¥2,500
[出演] nari/オレンジロード/m&m's/PIRI CARA TORIO/ふぁにーぴー/energy flow
2024.12.08(Sun) open 16:00 / start 17:00
すずめらんたんホールワンマンライブ「with your smile」
[会場] 所沢YTJホール(埼玉県所沢市日吉町12-1 西武所沢S.C.8階)
[料金] 全席自由 ¥3,500