【2002:編集後記】星を探して
2020/02/05発行『REASNOT 2002』の編集後記です。制作の裏話・アーティスト様のオフショット・編集長のポエムなど、盛りだくさんの内容となっております!ぜひ定期購読マガジンへ登録(初月無料&フリーペーパー版無料送付サービス有)の上、ご覧ください。
まえがき
REASNOTは19年3月5日に創刊しました。
初回特集となるcall....it singsさんの取材が2月上旬で、直後から制作を始めたことを考えれば、今月でちょうど一年が経ったわけです。
早いなぁ。でも長かったなぁ。いや、濃かった。笑
一年前と今を比べると、隔世の感を禁じ得ません。
「こういうものを作れたら私は楽しい」という確信はあったのですが、賛同してくださる方や、協力してくださる方がこんなに増えるとは。
おかげさまで、毎日のように誰かのライブを見て、毎月どこかで自分のライブをさせてもらって、人生が充実しまくっております。
何より、好きな人やものがものすごく増えました。
幸せすぎます。誠にありがとうございます。
とはいえ、続けていくにあたって、課題も見えてきております。「変わらないために変わり続ける」という精神で、引き続き頑張ります!
R.08 千野哲太
Record.08の千野哲太さんとは、19年11月6日、下北沢BREATHで対バンさせていただいたご縁で知り合いました。
自分の出番を終えた私は、控室でぼーっとしていました。千野さんはリハにいらっしゃらなかったので、「どんな方なんだろう」と思っていたところ、革ジャンを着たピンク色の髪の青年が細長いケースを背負って現れました。
あまりにもスタイリッシュな装いに度肝を抜かれました。
「こんな若者、原宿でもなかなか見ないよ。一体どんな演奏をするんだろう?」と名前をぐぐったところ、Twitterアカウントを発見。したらば『東京藝大生』『ジュニア・サクソフォーンコンクール優勝』の文字を発見。
彼の肩書と状況があまりにちぐはぐで、困惑の極みに叩き落されました。
「何故クラシックサックスの学生さんがライブハウスに、しかも普通のポップスのミュージシャンのブッキングライブに出ているんだろう。革ジャンでピンク色の頭で」と首を傾げながら、私は観客席に出て、お客様たちと一緒に彼のステージを待ちました。
ソプラノサックス片手に颯爽と現れた彼は、ごく自然にそれを構えて。
最初のワンフレーズで心を打ち抜かれました。
カッコよすぎでしょうよ!!!!!
『You Raise Me Up』の名曲っぷりが8割増しの演奏に震えると同時に、「この人の話が聞きたい」と、強烈な想いが沸き上がりました。
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