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【SP】あわせみこぼればなし2024

※2019年11月に執筆・公開した記事を、期間限定で再掲します。以下の文中の「今年」は、2019年と考えてお読みください。

9月に公開した自作小説『あわせみ』に関して、Twitterで呟いていたこぼれ話をまとめてみました。


①佳奈

私は物語を書く時、登場人物全員にテーマ曲を設定しています。佳奈のテーマは『もしも/RADWIMPS』。今年8月の横アリファイナルのアンコールで初めて聴きました。隣の席の女性が熱唱してて、すごく感動的で。今作を書き上げる一番の原動力になったかもしれません。

②拓海

テーマ曲は『小さな恋の歌/MONGOL800』。彼が生まれたのは、今作を書き始めた今年6月。他のキャラはみんな、もっとずっと前から私の中にいたのですが……。今となっては、拓海なしでどうやって書こうとしてたのか分からないくらい!大好きな子です。  

原曲はもちろん、今年公開された小さな恋のうたバンドの動画が好き。ボーカルの声がとってもカッコいいと思います。

③葵

彼のテーマ曲は『Love Buzz/Nirvana』。前職でスタートアップの人々と多く関われたことで、より本質的に理解できたと思っています。

葵については書けていないことが多いので、いつかまた機会があれば……。

④柳

彼のテーマ曲は『weeeek/NEWS』。友人に阿波弁翻訳してもらって一番感動したのが柳です。説得力が段違い。。もはや私の書いてた標準語の柳はパチモンにしか思えない。笑。言語って大事だなぁと染み入りました。

柳の若いころの話もいつか書けたらいいなぁ

⑤苗字

突然ですが、作中に苗字が登場した人物を並べてみます。

鈴木、黒田、新井、菊池、中丸、赤松、西川、野間、坂倉、小園…。

ピン!と来てくださった方はお友達!

そう、カープ2016優勝メンバー&期待の若鯉たちです。田中と丸は苦肉の策でくっつけちゃいました。笑

黒田が帰ってきたカープを好きになりました。彼と新井のエピソードが好きすぎる私です。

⑥貴裕

彼のテーマ曲は『交響曲第5番 運命/ベートーベン』 。ショパンと迷ったけれど、やっぱりこちらで。 

貴裕は一人だけ苗字が仲間はずれで申し訳なく思ってます。アメリカ人とのハーフにして、エルドレッドにしようかとも考えたんだけど、カラーが紛らわしいかなって…。笑。仕方なく、他の好きな作品からいただきました。

⑦絵梨沙

彼女のテーマ曲は『サイレントマジョリティー/欅坂46』 。

もちろん原曲で好きになったのですが、ガーデンさんのカバーしたMVが特にぴったりきました!梨奈さんの歌が好きすぎる私です。

 絵梨沙についてもまだまだ書きたいことがあります……。 

⑧満

彼女のテーマは『LOSER/米津玄師』と『Blessing/halyosy』の2曲です。『桜ノ雨』や『パンダヒーロー』など、投稿当時からよく聴いてました!

語り出すと長くなりそうなのでやめておきます。笑

⑨理奈

彼女のテーマ曲は『忘れ咲き/GARNET CROW』 。彼女のシーンは、どこも書いてて辛かった。でも書けてよかったです。

表現するのが難しい部分が多かったのですが、上手くお伝えできていればいいなと思います。

GARNET CROWさんは私の人生の根幹にあるくらい大好きなアーティストさんです。でもあえて、同じくらい思い入れのあるアーティスト、宮崎奈穂子さんのカバーバージョンのリンクを貼っておきます。

⑩柊羽

最後にお伝えしたいのは、柊羽のテーマ曲は『天体観測/BUMP OF CHIKEN』であるということ!

私は昔からドラムという楽器が好きです。

私が通った中高には吹奏楽部がなく、代わりに管弦楽部がありました。音楽室からはバイオリンやビオラやチェロやコントラバスの音が溢れ、グランドピアノや、オーボエやホルンなどの木管金管の音が混じっていました。

そのなかでドラムを叩いていた女の子がいたんです。

もちろん夏の定期演奏会など、オーケストラっぽい楽曲を演奏する時はマリンバや鉄琴でした。でも文化祭や音楽の授業などでポップスのアレンジを演奏することも多いようで、普段はもっぱらドラムを叩いていました。

めっちゃくちゃカッコよかったんです。

小柄な彼女が、ドラムセットに埋もれるような状態で、ショートヘアを乱してスティックを振るう姿。その音の鋭さや心臓に響く感覚。生のドラム演奏を間近で見たのは初めてだったこともあり、中学生だった私はメロメロになりました。

クラスも違ったし、部活も違うし、友人として仲良くなることはありませんでしたが、密かに大好きでした。

彼女への憧れから生まれたのが本作だ、と言ってもいいくらいです。

本作の構想が完了し、『Star』や『六度目のゼロ』の歌詞を書き上げ、バンドメンバー達とそれらを演奏する柊羽を空想しはじめてしばらく経ったころ、BUMP OF CHIKENさんのアルバムを聴く機会がありました。

中高のころに愛聴したアルバム『jupiter』。久々に聴いたら、当時の彼女の姿も鮮明に蘇り、「柊羽のテーマは天体観測だなぁ」としみじみしました。

本作は『天体観測』をオマージュして、イマを追いかけた少年の夢の続きを歌った作品、と言えるかもしれません。

最後に

あわせみこぼればなしシリーズは以上です。お付き合いいただきまして、誠にありがとうございました!


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紅葉/reasnot
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