世界は美しい
あなたの口から漏れたのは針のようにささいな嫌味くらいのつもりだったかも知れないけれど、
それはヘドロの色を空気に混ぜた。
あなたは心の奥底に蓋をしてる、
そこには毒が濁って渦になっているんだね
わたしに気付かれるくらい。
隠して、蓋をして、そんなものない、と逃げたってあなたがあなたであることは、辞められないよ
あなたがあなたを縛っているの、
選んでいるのはあなたでしかないの、
わたしが自ら手に入れている自由を妬むなら、
なぜそうするのかを自分に問いかけてみればいい。
わたしが自由なことは、
あなたにはまるで関係がない。
妬ましいなら、あなたも辞せば良い、
あなた自身が決めて、降りられないと思い込んでいるルールから。
降りないと決めているのなら、わたしを妬む資格はなく
ただあなたにそのまま、
あなたの苦しい想いが、
あなたに返って来るだけだ。
それでも、世界は勝手に美しい。