宇宙飛行士の生理って?
突然ですが、みなさん宇宙旅行に興味はありますか?
実は、宇宙旅行の計画は2000年ごろから始まっています。そして2023年には、初の「民間人だけの宇宙旅行」に成功しています。どうやら修学旅行の行先は宇宙!なんて計画も進んでいるようです。
修学旅行といえば、、、生理が重なったらどうしよう、と不安になった経験のある人もいるのではないでしょうか。そこで、今回は宇宙と生理についてお話したいと思います。
みんなで未来の宇宙旅行に備えましょう!
宇宙空間のトイレ事情
生理の話をする前に、そもそも宇宙空間でのトイレ事情について紹介したいと思います。
宇宙船内のトイレは、地球の常識とはちょっと異なります。真空式トイレと呼ばれる特殊な装置が使われていて、おしっこやうんちは浮遊することなく処理されます。水の循環も重要で、使った水は再利用されます。
ただし、トイレットペーパーを流すと微小な水滴が浮遊するため、専用の袋に捨てられます。宇宙空間のトイレ事情は地上とは異なりますが、宇宙飛行士たちはこのシステムを上手に利用しています。
宇宙で生理はどうするのか
国際宇宙ステーション(ISS)のトイレは当初、血液を考慮していなかったため**、生理中の女性宇宙飛行士は苦労を強いられました。宇宙空間では尿は液体として再利用されます。しかし、当時のISSのトイレは経血と尿を分離する機能がなかったため、生理中の尿は再利用されませんでした。また、洗濯の際に使える水の量も限られているので、任務中に生理になると衛生面で大変でした。
現在では、ほどんどの女性宇宙飛行士が避妊ピルを使用して生理を止めています。ただし、生理周期をそのまま続行することを選択した女性飛行士には、NASAは生理用品を提供しています。
女性宇宙飛行士、山崎直子さん
ここで私たちの先駆者(宇宙旅行の先輩)である、山崎直子さんについて紹介したいと思います。
山崎直子さんは、東京大学の工学系の学部を卒業した後、宇宙開発事業団に入社。国際宇宙ステーションの開発業務に従事し、入社三年後、宇宙飛行士に選抜されました。日本人の女性宇宙飛行士としては、向井千秋さんに引き続き二人目です。
山崎さんはJAXAの就職説明会で、宇宙飛行士の生理事情について以下のように話しています。
「任務中はピルを飲んで予定をずらすか、自然に生理になるかは個人の選択に任せられます。サニタリー用品は宇宙に持っていけますよ。ちなみに、トイレは個人専用のアダプターがあるので、衛生面の心配はありません」*¹
また、2023年2月末、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は13年ぶりに宇宙飛行士の選抜試験を行い、その結果、日本で3人目の女性宇宙飛行士が誕生しました。
これをきっかけにさらに女性の宇宙飛行士が増えていくとよいですね。
おわりに
今回は、宇宙と生理に関して簡単に紹介しました。
みなさん、宇宙旅行に行く準備は整いましたか?宇宙から見た地球を見た時の感動はどんなものなのでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。研究開発型フェムテックスタートアップの株式会社asaiの本事業であるreanne kitは、みなさまにお届けするのにとても時間がかかってしまいます。それまでにasaiができることは「ファンをつくること」。こうした投稿をきっかけにファンを増やしていけるようにこれからも取り組んでいきます。
ではまた、近いうちにお会いしましょう。
*¹ 宇宙飛行士の就職説明会!〈JAXA〉オンラインイベントに潜入!ハナコから宇宙飛行士に6つの質問。 | Hanako Web より引用(2024.03参照)
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