<香港アクション忘備録> 02
Facebookでの動画連動記事の転載です。
石田のFacebook
https://www.facebook.com/kenichi.ishida/?locale=ja_JP
<香港アクション忘備録>
新・山下淳一さん投稿の動画シリーズ その2
またもや山下さんが私の出演動画を投稿してくれたので、せっかくですからそれに合わせて、当時の思い出などを書いています。全4回です。
このシーン、面を被っていて表情が見えないわけですが、全て自分でやっていますよー(念のため)。それで個人的に気になったのは、ラストの面を吹っ飛ばされるところですね。あれ、ハイスピードで撮影しているのを知らなかったのですが、跳ぶタイミングが合っていないのが納得できないところです。ハイスピード撮影=スローモーションですから、タイミングが合っていないと、合っていないということまでスローで拡大されるため、ノーマルよりも目立ってしまうわけです。まさにこのラッシュを見たときは、「もう一度やらせてくれー」と叫びたい気持ちでしたが、OKだったので仕方なくスルーしたのでした。
ちなみに道場の壁にかかっている名札ですが、美術さんが一生懸命作ってくれたものの、日本人の名前がわからないので、私に書いてくれと懇願されたんですよ。しょうがないので、適当に知り合いとか、業界関係者の名前を書いたりしました。中にはスタッフが書いた名前で、大山倍達とかあったりしたと記憶しています・・・このあたりは遊び心ですね。
:出演の話
実は出演のお話をいただいた時、当初はこの作品へのオファーではなかったのです。リージェント・フイルム制作の「The Cyprus Tigers (1990)」という作品がありますが、こちらの方が先に撮影に入っており、その中で私の役はコナン・リーさんの右腕か、敵役という話でした。ま、どうせなら彼と手を合わせたいので、だったら敵役がいいかなーなどと考えていた矢先、彼がベランダからポールに飛び移るスタントに失敗して負傷し、カナダに戻ってしまったため、撮影は中止。そのため急遽、次回作の「Killer's Romance」がクランクインとなり、私もそちらに参加することになったわけです。コナン・リーさんには悪いですが、運がいいといいますか、私にとってはプラスになった運命の分かれ道でした。
ちなみにコナン・リーさんとは、彼が「Killer's Romance」の撮影現場に遊びに来た時にお会いしました。声がめっちゃガラガラのダミ声なのが意外過ぎて、少々ビックリしたのですが、思っていた以上に小柄な方だったのも印象的でした。