<香港アクション忘備録> その3
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Facebookでの動画連動記事の転載です。
石田のFacebook
https://www.facebook.com/kenichi.ishida/?locale=ja_JP
<香港アクション忘備録> 新・山下淳一さん投稿の動画シリーズ その3
またもや山下さんが私の出演動画を投稿してくれたので、せっかくですからそれに合わせて、当時の思い出などを書いています。全4回です。
ロンドン・ロケは毎日ロケバスで出発して、ひたすら出番待ちの日々でしたが、観光旅行してるみたいなものですから、特に苦にはならなかったですね。で、ようやく出番が来たのかこのシーンです。ひょっとしたら、許可を取らないゲリラ撮影?だったのかもしれません。まさに香港式で、その場で段取りをつけ、セリフをもらって、はい本番という感じです。 で、最後にお姉さんをおんぶしたままコケますよね。あれは、本番直前に鹿村さんからの指示で、こっそり「最後にコケろ」と言われたので、お姉さんは知らないままだったのです。それにしてはよく芝居をつなげたと思いましたが、そのあと監督や鹿村さんに対して怒ってました。訴えるとか、かなりキレ気味でしたが、結果的にいい絵が撮れてます。これも鹿村流の演出の賜物ですねー。 こんな感じで、鹿村さんからは映画制作全般にわたって、様々なことを学びました。それは映像用の演技のみならず、演出法や作品をよくする秘訣、またレンズやカメラワーク、編集、作品のための資料集め・・・全てランダムなんですが、その場で本質に迫る考え方を示唆してくれるので、自分で考える力がついたのだと思います。今の日本の業界は、鹿村さんのような、優れた先人の力能や経験を全く活かせていない=活かす気がない、という点で残念ながら論外としか思えませんね。