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自然と「成りませる」思い…言霊【ウ】
『天地の初発の時、高天の原に成りませる神の名は、天の御中主の神。次に高御産巣日の神。次に神産巣日の神。この三柱の神は独神に成りまして、身を隠したまひき。』
「天地の初発の時」…心の中に現れようとする今、この瞬間の時。
からの続き、
『高天の原に成りませる神の名は、天の御中主の神。』
高天の原…心の世界。真っさらな、塵一つない心の宇宙。禅では「空」と言います。
成りませる神の名は…ある思いや考えが起ころうとするその時。まだ、起こってはいないその時。古事記では「成りませる」と表現しています。
天の御中主の神…広い心の宇宙に成りませる心の動きの始まり。心の宇宙の中心。始まり。自分の意識を意識する前の主。言霊【ウ】
自分では意識できない心の、思いの、考えの、、、
始まりの一つの点。
言葉に発する前の思い。
わたし、よくここだけで終わることがあるの。
今、何か思ったんだけど、何だろ?
あっ!って気付く時もあるのだけれど、それが、何があっ!なの?って、言葉にできない思い。それに気付いてる時点で言霊【ウ】ではないのかもしれませんが。。。
心の中で「成る」んです。
今まで話していたこととは別の、
今まで動かしていたこととは別の、
全く新たな心のスタートが「成る」んです。
意識して思った、考えたこととは違って、自然と「成る」という感じ。
「成る」ことが自覚できないのが残念。
言葉として発してしまうと「成った」一点というのを忘れちゃうんだよね。
発した言葉がその瞬間に主役になってしまって。
去年、種が落ちて自然と『成りませる』ビオラ。
自然と成ったものが愛おしく思います。