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発達障害に関するアプリ

海外で、発達障害に関するアプリが増えている(成長している)ような気がします。昨年に数億円を調達したスタートアップなどもあります。
備忘録的に、どのようなアプローチをしているサービスがあるか改めてリストアップしてみます。 

発達障害とは

発達障害は、生まれつきみられる脳の働き方の違いにより、幼児のうちから行動面や情緒面に特徴がある状態です。

発達障害には、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症(ADHD)、学習症(学習障害)、チック症、吃音などが含まれます。

https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_develop.html
厚生労働省

出会い系?:hiki

https://www.hikiapp.com/

いわゆる出会い系的な要素もありつつ、自閉症の方の関係者もコミュニティ参加できるものです。当事者の孤独だけでなく、関係者の孤独もなくそう!という感じですかね。
自閉症の方が使いやすいようにデザインされていて、テキストチャットやオンライングループチャットなどの機能があるとのこと。また、ユーザーは自己紹介ビデオをアップロードすることなどもできるそうです。

Google Glassと連携:Brain Power

https://brain-power.com/

「Empower Me」と呼ばれるGoogle Glassを使った自閉症の方向けのARアプリケーションを提供しています。このアプリケーションは自閉症の人々が社会的なコミュニケーションのスキルを向上させるのを支援するもので、相手の顔を認識するためのトレーニングや、表情やジェスチャーを読み取るためのトレーニングを用意しているとのこと。


ケアワーカーのためのサービス:finni

発達障害を持つ人々を支援するビジネスを行っているセラピストさんなどのためのサービスです。
クライアントとのマッチングが出来るだけでなく、スケジュール管理のツールなど、支援ビジネスをするにあたって必要な業務ツール↓が揃っているようです。


ADHD子供向けToDo管理:Joon

ゲームのように家事や宿題などをクリアしていくToDo管理アプリです。対象年齢は6歳から12歳となっており、楽しみながらトレーニングを行うことができます。

ADHDコーチングアプリ:shimmer

既に130 万ドルの資金調達をしたスタートアップ・サービスで、ADHDの方向けにコーチングを提供しています。
発達障害を持つ方のケアサービスというと、対象者として子供や若年層に対して提供されるサービスが多いようなのですが、30代、40代にもニーズはあるはずです。
特に「治療したい」というよりも「上手に付き合いたい」というニーズがあるのか、薬に頼るだけでなくコーチングなど混合療法をするのが良いようです。


10億円以上を調達:inflow

ADHD の症状に対処するためのガイドアプリです。
「認知行動療法」と呼ばれる考え方をベースにしています。自分で自分のストレス影響パターンを知りコントロールしていくものですが、このアプリがサポートしてくれるようです。

認知行動療法
自分のストレス反応のパターンに気づき、さらなる悪循環に陥らないように調整していくことを目指します。

https://www.ncnp.go.jp/hospital/patient/rinshoshinri/rinshoshinri_blog20220713.html
国立精神・神経医療研究センター

資金調達の記事(techcrunch)




残念なことに日本では上で紹介したようなアプリやサービスは少なく、運まかせで生きている人も多いのではないかと思います。

( 発達障害の方向けマッチングアプリというのは興味深いですね。。 )

安易に障害のレッテル貼りをするようなことは好きではないのですが、自身の特性を知って、より良い人生を生きていくために努力することは至極当然のことかと思います。例えばコミュニケーションスキルは「技術」であり、努力や経験によって向上させることが出来ることは明らかです。

もしアプリ開発を考えている方がいらっしゃれば、是非ご連絡いただければと思います。
スマホアプリ開発の対応はもちろん、海外ではVRを利用したトレーニングなども増えてきており、VRアプリのご提案などもできるかと思います。

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