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4周年記念ワールド企画秘話
こんにちは!プロダクトマネージャーのファンファンです。
REALITY 4th AnniversaryLIVE - Daydream -で仕事を忘れサイリウムを振っていたら同僚に撮影され、社内のチャットに共有されてました。
楽しかったですね!
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さて、今回は盛り沢山だった4周年の企画の1つ「4周年記念ワールド」について企画側の観点から振り返ってみようと思います。
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4周年記念ワールド
REALITY4周年に合わせてリリースされたワールド。座る機能やワールド内に4名まで視聴者が入れたり、スクリーンに動画が流れたりと多くの新機能と共にリリースされました。
楽しかった!
— KAPPOJI (@KAPPOJI_RAY) August 4, 2022
また行きたいな pic.twitter.com/QiASQGXYHL
『これが私の #REALITYワールド ✨️』
— ゆとりせんせ🦋❤️🔥✨【㊗️ゆとり組3周年✌️8/1】 (@utorysense) August 4, 2022
4周年のREALITYワールド‼️🧸
できること増えてて‼️💪🏽
楽しいよ‼️💕
もっといろんな人と‼️😌
足並み揃えて‼️🐾
写真撮りたい‼️📸
@bang_0225 @kanadeRT0903 pic.twitter.com/u5BZrzz73N
開発の始まり
4周年記念でオフラインイベントが実施される計画があり、イベントに参加するユーザだけではなく遠方にいるユーザも楽しめるように「パブリックビューイング」が行えるというコンセプトで開発が開始されました。
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企画サイドから見た周年記念ワールド開発の話
ワールドデザイン
コンセプトが「パブリックビューイング」だったので、シアタールームやバラエティ番組のひな壇などの資料を集めて検討を開始しました。デザイナーと相談しながら制作してもらったデザイン初稿がこちらです。
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![](https://assets.st-note.com/img/1662559079035-JEJAK4SGPW.png?width=1200)
画面を見ることに特化してますよね。
コンセプトから考えると悪くはなかったのですが、チーム内からもっと「わいわい見ること」にフォーカスしようという意見があり遊園地的なモチーフの導入が決まりました。
結果はご存じの通り、みんなで遊べるワールドが出来上がりました。
見た目が華やかなっただけではなく、見えている場所で(乗れるかな?)と思える場所にちゃんと乗れたり。REALITY CONでもクイズになってましたがクマの数を数える遊びが出来たり。楽しくなる仕掛けが盛りだくさんです。
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私は海賊船のマストに乗れるのをリリースされるまで知りませんでした。
デザイナーのこだわりが随所に詰まっていてとても素敵な仕上がりになったと思います。
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動画視聴機能
ワールドの中に動画を流すのは実現難易度が高いのではないかと考え、3つのプランを検討していました。
最初のプランでは今回のREALITY CONの生放送を流す想定ではなく、過去のUPDATE SHOWCASEのように録画動画を流す予定でした。
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しかし、一番の体験としてはオフラインで開催される会場と、様々な都合で現地に参加できないユーザの方々がつながる体験だとエンジニアチームが頑張ってくれて狙っていた最高のパターンであるライブ映像が流れることを実現できました。エンジニアチームが凄かったと思います。
これにより今後の公式番組はワールドの中で見れるようになり、今後も友達と一緒に番組がみれるという体験を提供することが可能になりました。
REALITY CONだけではなく、周年カウントダウン番組やDaydreamでもワールドから視聴者と一緒に映像を見ることができました。
REALITYさん!
— おねむなねここ (@onemunanekoko) August 6, 2022
おめでとうございます
( و⸝⸝⸝ •̀ω•́⸝⸝⸝)و ̑̑
#REALITY4周年 pic.twitter.com/HTHSUusYoh
ワールド内に視聴者が入れる機能
今回は、今までのコラボの上限4人を超えて最大8人でワールドで遊ぶ事が出来ます。ワイワイと一緒に見る体験を考えると4人では足りないよね。。。と議論になりコラボ枠の4人上限がある状態でソレ以上にユーザを枠の中に入れる方法について検討を進めました。
会話ができないという制限はあるものの、視聴者としてワールドに入ることでそれを実現しています。
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視聴体験としてアバターを操作し、見にいける・遊べるみたいな新しいものになっているかと思います。入室が早いもの順だったり、退室の方法がわかりにくくご迷惑を掛けていますが、今後改善して行けると良いなぁと思っています。
他社のワールドのように100人入れる!といった大人数には対応できていないのですが、気心のしれた友達と見るという設計で考えていて
遊んでいるユーザーからは「部室で仲間と遊んでるみたい〜」と言われて狙いを100%実現できてよかったです!
エイリアンエイリアン👾👽#REALITY4周年 #REALITYワールド pic.twitter.com/NmR5pqm4nO
— 🌻夏野 星空💫Daydreamアーカイブみてね★ (@hoshizora_620) August 5, 2022
座る機能
実は座る機能は優先度が低く設定されていました。でも、やっぱりみんなと一緒にワールドを見るためには必要ですよね!とかなり力を入れて作られています。テーブルのところに座れたり、お城の縁やUFOに座ってスクリーンを見ることができます。私のお気に入りはUFOに座ってスクリーンを眺める場所です。
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今回は2つのポーズ(座る、またがる)のみですが、今後色々つくる予定があるので楽しみにしておいていただけると幸いです。
アニメーション同期機能
ここはエンジニアチームに感謝しかないのですが、本当は諦めようとしていた部分でした。
当初は開発計画に含んでおらず、同期せずに個人の画面でのみアニメーションが見えるような形で今回は諦める予定だったのですが、ワールドの開発を見ているエンジニアから「一晩まってください」と連絡があり、翌日にはアニメーションが同期するようになっていました。PdMとしては決して褒めれられた状況ではないのですがユーザの方々が触る体験をより良くしようと、ユーザファーストでエンジニアが頑張ってくれて感謝しかありません。
昨日のReality✨
— miars (@miars17) August 6, 2022
やっと観覧車に乗れた~!😆✨#REALITY思い出#REALITY4周年 pic.twitter.com/BYKNz4rtsx
観覧車に一緒に乗る体験もアニメーションを同期する機能があることで実現された体験です。
まとめ
振り返ってみると、開発を開始した時点では実現不可能だろ…と思っていた全ての要望を実現することができました。プロジェクトに関わったメンバーがユーザの体験を第一に考えて難易度の高い課題を1つ1つクリアしていった結果かなと思います。
4周年記念ワールドは役目を終えて一旦の公開終了となりましたが、REALITY CONでもお伝えした通りコラボワールドの開発が進んでいたり、その後も多くのワールドの開発の準備が進んでいます。ぜひ楽しみに待っていて頂けると幸いです。
最後に
現在、私はREALITYのXR cloud事業部に所属し、ワールドを作るチームで働いています。今回振り返ったように「◯◯なワールドを作りたい!」という要望を元にそれを実現する仕事です。
今も多くの企業からお問い合わせを頂いており、有り難いことに忙しくしています。XR cloud事業部では法人向けにワールド活用を進めているのですが、世界中のREALITYユーザに楽しんでもらうためのワールドを作る仲間を募集しています。いこうぜメタバース!