アバタースタンプでこだわった5つの話
こんにちは。プロダクトマネージャーのあんのうん。です。
Android,windows十数年選手だった僕ですが、最近プライベートのスマホとPCをiPhone,Macに統一し、慣れないiOSとの向き合いを頑張っております。
ほんとに慣れない。でも新鮮。そんな近況です。
さて、もう1ヶ月ほど前になりますが、
爆誕しましたね。アバタースタンプ!!!
どんな機能か?
自分のアバターで可愛いスタンプが送れます!!!!
以上!!
めちゃくちゃシンプル!!
どんな効果があったか?
沢山のユーザー様から好意的な評価を頂きました。
最高だよね!!!可愛すぎるね!!!
僕も、みんなも、これは最高!!と思いながら開発してました!!!
そんな僕らの想いがそのままユーザーの皆様にも伝わったのがとにかく嬉しかったです。
また、Twitterトレンドにも載りました!!
というわけで大盛況だったアバタースタンプ。
今更ながらちょっとした裏話ができればと思い、企画側から見た開発のこだわりポイント5選の紹介を書いてみたので、よかったら読んでいってください。
今回の開発で拘ったところ(企画目線)
1.スタンプ送信機能のユーザビリティ
アバタースタンプ機能を作る上で大きく決断した部分がひとつありました。それはスタンプを送信する際のUIです。
ハーフモーダル案
InstagramとかがこのUI。
これだと既存の仕組みで実装ができるので、工数的には早いのですが、自分の送信メッセージが隠れてしまったり、スタンプを押すたびにモーダルが閉じるなど、やや使い勝手は悪い感じに。
実装されたUI
LINEなどでも採用されている上記UIに着地しました。
既存の仕組みがない為実装コストがそれなりに上がりましたが、スタンプが押しやすいし、送信メッセージも隠さないという、ユーザビリティ的な利が大きかったので、チームで議論し採用しました。
2.スタンプのユニークさ
どれもユニークで素敵ですよね。
発注時ではもう少し控えめなものをお願いしていたのですが、蓋を開けてみれば、良い弾けっぷりになってました。
今までのREALITYでは考えられないぐらい、アバターの個性が豊かです。
スタンプのデザインは、REALITYのアートディレクターK725さん直々に作っていただけました。
この豊かなアバター表現が、ユーザーに広く受け入れられるに至ったのだと思うと、流石K725さんって感じですね。
3.グローバルを意識したラインナップ
そもそもREALITY、全63地域にグローバル展開してるアプリです。
当然、全世界に用途が通じるスタンプである必要があります。
海外に関しては分析に使えそうな資料を掘り起こすことが難しかったので、
SnapchatやFacebook messengerなどの既存アプリから実態を調査。
またREALITYの海外コミュニティマネージャーにも意見を聞いたりし知見を高めていきました。
例えば、マルとかバツは日本ぐらいでしか通じないとか、お辞儀は日本やアジアの一部だけだったり、敬礼のポーズは軍隊を想起させてしまうなど、普段日本に住み何気なく使ってるスタンプであっても、グローバルを意識すると使い勝手が悪くなるようなものが多々あることを知ります。
そして色々学びを得るうちに、どうやら海外ではHiやByeといった、挨拶系のスタンプをそれなりに使う傾向にあるとも読めました。(もちろん地域によって違いはありますが)
4.日本ユーザーにも使い勝手が良い
さて、日本ではどういうスタンプが使われているのか?についてもお勉強してみました。
この辺とか、
この辺がとても参考に。
読んでいくと日本人は挨拶よりも感情の表現でスタンプを使う傾向にあることが読み取れると思います。
以上のことを踏まえ、グローバルを意識しREALITYの全ユーザーに使ってもらいやすさを重視したラインナップで企画を立てていきました。
余談
リリース後、全地域で最も使われてるアバタースタンプを調査してみたところ、日本以外の主要地域では挨拶のHiが最も使われてるというデータも出ました。
なるほど。傾向通り?で面白いですね・・・!
5.とにかく早く出すことを意識した
あれも入れたい、これも入れたいを極力削ぎ落とし、企画からリリースまでをいち早く実現。
最小限の機能と最小限のラインナップに絞りつつ、アバタースタンプの使い勝手も担保しました。
最後に
出たばかりのアバタースタンプですが、機能的にも内容的にもミニマムなのもあり、これからどんどん機能やラインナップが充実していきます。
特にスタンプに関しては、すでに数百、数千といった制作の立ち上げ話が出ていたりいなかったり・・・。これからが本番ですね。
アバタースタンプといえばREALITY!と言えるよう、これからもユニークなスタンプを作り続けていきたいと思います。
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