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SNOOPY×REALITYのコラボワールド「スヌーピーのオープンカフェ」を作った話

メタバース(挨拶)!プロダクトマネージャーのファンファンです。
みなさん、SNOOPY×REALITYのコラボ楽しんでますか?スヌーピーのオープンカフェで遊んでいただけたでしょうか!
最近の私は、ワールドの告知画像を作るために一足先にワールド内で撮影をする仕事があるのですが【カワイイ】を理解して来たような気がします。

かわいい女性と見せかけて中身は私です。

今回はコラボワールドがどのように制作されているかについて、先日リリースした「スヌーピーのオープンカフェ」を振り返りながらまとめてみようかと思います。

はじめに

前回の記事では明確にやりたいことがあり、ワールドを制作していく過程について振り返りました。
コラボワールドだと素敵なキャラクターの世界観が存在していて、その世界観を壊さずにユーザの皆さんに何を体験して欲しいかのコンセプトを立てていくことから企画が始まります。
そこからコンセプトアートの作成、2Dデザイン、3Dアセットの制作、ワールドへの組み込みというフローを経てワールドが作られていきます。
今回は版権元の方に許可をいただき、制作過程を紹介させていただきます

体験コンセプトの設計

コンセプトの検討

初期のコンセプトとして「オープンカフェ」と「コンセプトカフェ」の2案で検討がはじまりました。今回のコラボではアバターアイテムの制作が決まっていたこともあり、コラボアバターを着てお出かけできる場所、写真を取りたくなる場所という体験を優先することからその場所に入り込み楽しむため「オープンカフェ」「公園」というコンセプトの採用が決定しました。

コンセプトアートの制作

ユーザの皆さんに体験していただきたいことが決まると次はデザインの方向性の検討を進めます。「オープンカフェ」「公園」だとして、どういったオブジェクトを設置すると体験を実現できるか。
おおよその配置の提案資料を作りデザイナーチームと相談をします。

すごくざっくりとした図
ざっくり提案を元にした初期コンセプトアート


ギミックの決定

コンセプトアートの制作と並行して、ワールド内のギミック「できること」を決めていきます。スヌーピーコラボなので是非ともルーシーの相談室は実現したいよね!とか歌配信ができるようなステージがほしい!楽器も装着できるパネルがほしい、オープンカフェでは店員ごっこしたいよね、、など夢を詰め込んでいきます。
4周年ワールドでは座る・またがるの2つのモーションだけでした。今回のスヌーピーコラボでは肘をつくモーション、ステージで踊るモーション、フォトパネルの前でのモーション、バッターボックスでの投げる・打つモーションなど多く制作しました。

ちなみに、モーションの多くはアルバイトの方に制作していただいています。入社してすぐの活躍で若い才能恐ろしいなと思っています。
個人的なおすすめとしてはステージの上で踊るモーションです。衣装の揺れが綺麗なのでロングスカートやドレスを着て踊ってみてくだい!


ワールドスケールの決定

コンセプトアートとワールド内に設置するギミックが決まると次はワールドの大きさとオブジェクトの大きさを仮モデルを配置して決めていきます。REALITYワールドでは、現状あまり機敏に動けなかったりワールド内に入れる人数に上限があったりとするため、あまり広すぎるとワールドに入っても「誰にも会えない」という悲劇が生まれてしまいます。
そのため、入ってすぐにどこかで誰かが遊んでいることが見えるような大きさを維持しつつ、スヌーピーの魅力を感じられるような密度を探していきます。

この時点では3Dアセットが存在しないのでクマさんに代役をお願いしました。

2Dデザインの制作

3Dアセットを作るためにまずは2Dのデザインを始めていきます。通常3Dのための2Dデザインといえば、立体をつくるための三面図が有名かと思いますが、今回はコラボなので立体的な正確性よりもキャラクターの魅力を再現する事のほうが優先されます。キャラクターの魅力を再現しつつ立体的に表現するためのデザインを検討していきます。

フードトラックデザイン
ステージデザイン

3Dアセットの制作

今回のワールド、よく観察していただくと3Dアセットのなかに「必ずユーザーの方をみる」ものがある事に気付くとおもいます。
キャラクターの表現的に正面から写すべきものはそうなっていて作品の世界観を壊さないようになっています。

3Dフードトラック
3Dステージ+必ず正面を向くスヌーピー


組み込み

3Dアセットを制作し、監修が終わったオブジェクトをワールドに配置していきます。スケールの検討を行いおおよその配置は初期に見ていましたが、実際に制作してみるとステージを見やすくするには場所を変えたほうが良いよねーとか、ワールドに入った瞬間に目に入る物はこっちの方が良いよねーとか初期想定からの変更が発生します。
そういった試行錯誤を経てワールドの実際と配置が決まります。

初期はステージ前に巨大スヌーピーが居ました
ステージ裏のスペースも初期は存在していなかった

こだわったポイントのお話

最後にデザイナーチームのこだわりポイントの紹介です

クローバーを持った ウッドストックが隠れている話
今回のワールドではキャラクターのパネル配置が3パターン用意されています。ログインするたびに景色が変わることで長く楽しんでもらうための仕掛けです。ちなみに3つのパターンでそれぞれ4箇所四葉のクローバーを持ったウッドストックが隠れているので探してみてください

フォトパネルが30枚以上ある話
ワールドには全部で30枚以上のフォトパネルが設置されています。ピーナッツの世界観を表現するために原作の絵のままのパネルを設定することでキャラクター達と記念撮影ができるようになっています。
お気に入りのキャラと写真を撮ってTwitterにシェアしてくださいね!

撮影イメージを元にフォトパネルを制作しました

その他の仕掛け
4周年記念ワールドと同様に様々な場所に乗れたり座れたり出来るようになっています。ウッドストック気球やスヌーピー気球、ワールドの周りに浮かんでいる風船、フードトラックの運転席など。デザイナーチームのこだわりが詰まっているのでぜひチャレンジしてみてください!

まとめ

今回はコラボワールドの制作の流れを紹介させていただきました。コラボさせていただける版権の世界観を大事にしつつ、そこで遊んでいただくユーザーにどういった体験をしてもらいたいかをベースに制作を進めている事が少しでも伝われば幸いです。


スヌーピーワールドは期間限定の公開ですが、今後も様々なワールドの制作が予定されています。今回とは違ったコラボのワールドもあるとか、、ないとか?

最後に

REALITYでは一緒に世界中のユーザに楽しんでもらうためのワールドを作る仲間を募集しています。メタバースな仕事に興味がある方のご応募をお待ちしております!
いこうぜメタバース!



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