タバコの値上げをきっかけに禁煙か?まだまだ喫煙か?
タバコの値上げ
JTは、10月1日のたばこ税増税等に伴い、計224銘柄のたばこを値上げすることを発表した。
対象となるのは、紙巻たばこ136銘柄、葉巻たばこ16銘柄、パイプたばこ3銘柄、刻みたばこ3銘柄、かぎたばこ18銘柄、加熱式たばこ48銘柄。1箱当たり主として50円の値上げを行なう。
7月31日にたばこの小売定価改定の認可申請を財務大臣に対し行ない、財務大臣の認可を受けた後、10月1日より値上げする。
値上げがあると、吸ってる人は「やめようかなぁ」って8割位の人が言ってる気がしますが実際にはなかなかやめられませんね。
国立循環器病研究センターからタバコのやめ方について色々とありましたので紹介します。
タバコのやめ方
1.禁煙への準備
2.禁煙宣言
3.ニコチン離脱症状への対応
4.再喫煙の予防
5.ニコチン補充療法
それでは詳しく。
「禁煙への準備」
禁煙に関心があれば、いつから禁煙するかを決めます。何事にもけじめが必要ですから、灰皿やたばこの買い置き分を処分し、禁煙後に起こるニコチン離脱症状にいかに対処するか、その方法を学んでおく必要があります。
禁煙後、数日間は離脱症状が強まります。そして、ニコチンによる離脱症状を克服しても、たばこへのあこがれは残ります。ですから、もう大丈夫と思って1本吸ってしまうと、その日から喫煙習慣が戻ります。
このように、禁煙はいとも簡単に失敗しますから、少なくとも数か月間はその誘惑と戦う姿勢が必要です。
「禁煙宣言」
たばこをやめる決心がついたら、いつから禁煙するかを決めることです。なんとなくやめるより、周りにきっぱりと宣言し、そのことによって自分の行動を規制する必要があります。
禁煙する仲間同士で互いに宣言し合うのも一法です。医療機関で禁煙日を設定してもらうのもよいでしょう。
とにかくまず宣言することです。
「ニコチン離脱症状への対応」
いよいよ禁煙を開始する段になって大切なことは、禁煙によってニコチンが切れることで起こる離脱症状(禁断症状)への対処法と心構えです。<表>に米国の禁煙支援パンフレットにある、禁断症状に対する対処法を示しました。禁煙を始める前に、よく読んで習熟しておいてください。
表 離脱症状を克服する方法
資料:米国NIHの禁煙支援パンフレットより
「再喫煙の予防」
ニコチンの身体的な禁断症状は、禁煙後の数日間がヤマで、それを過ぎると消失します。しかし、その後もたばこへのあこがれ、つまり「精神的依存」は残りますから、たばこを吸いたいという欲求は続きます。
数か月間禁煙できたとしても、1本ぐらいならいいだろうと思って吸うと、もう元の喫煙者に戻ってしまいます。再喫煙はそれほど簡単に起きてしまうのです。
禁煙したばかりの時は、再喫煙が誘発されたり、されやすい場所には近づかず、そうなりやすい機会は避けることです。
「ニコチン補充療法」
禁煙の補助として禁煙開始時に医師にニコチンガムを処方してもらうのも、禁煙をより容易にするための方法です<図8>。ニコチンガム1個には2mgのニコチンが含まれ、うち約1mgが溶出します。
ニコチン補充療法は、禁煙によるニコチン離脱症状を当面引き延ばすことが第一の目的で、これでたばこを口にしない口寂しさに慣れるようにします。その後はニコチンガムを徐々に減らし、3か月以内に中止します。ニコチンガムの量は最初の1か月は1日30個以内、その後は次第に減らしていくわけです。
このガムを中止した時点でニコチンの離脱(禁断)症状が現れますから、いずれにしても離脱症状への対処法を学んでおく必要があります。
ですから、ニコチンガムの処方を受ければ簡単に禁煙できる、と考えるのは間違いです。
ガムの代わりに、ニコチンを皮膚から吸収させるニコチンパッチも医師の処方で使用することができます。
と、こんな感じでやめようと思ってる方は是非チャレンジしてみて下さい。
こんな事を書いておいてなんですが、僕はまだやめる気はありませんがww
と、僕と同じ意見の方も多いと思います。
駅前の喫煙コーナーなどを見ると、かなり多くの人がまだタバコを吸っているんだなって思いますよね。
体に悪いと分かっているけどやっぱりやめられない。
まだやめたくない。
そもそもやめる気無いし。
と、言った人も多いと思いますので、タバコを吸うメリットも紹介したいと思います。
まずはタバコにはニコチンと言う成分が含まれています。基本的に悪とされているニコチンですが、このニコチンにはストレス緩和や、やる気をアップさせる効果があります。
脳の側坐核という部分を活性化させる性質があります。この側坐核は脳の意欲をつかさどる重要な部分。つまりニコチンを摂取すれば気分が元気になって、面倒なこともやる気が起こる、というわけです。
またタバコにはネガティブ思考を正常に整えたり、高ぶりすぎた神経を落ち着かせたりする効果もあるといわれています。
ストレスが溜まる社会の中でストレス緩和でやる気が上がるとなれば悪とされるタバコも実は正義の味方になってるのかもしれません。
タバコを吸う事によって、体に悪い事は確かに事実かも知れませんがストレスを溜め続ける事も病気へのリスク、精神的なダメージのリスクを高めるのも確かな事実です。
人間にはプラシーボ効果と言う不思議な現象もあり、体への害を考えずにリラックス効果や集中する為の物とだけ考えてる人にすれば、もしかしたらメリットの方が強い可能性もあり得ると思います。
とメリットを紹介しましたが、吸わない人からすれば、やっぱりタバコは体に良くない、吸ってる人の周りが迷惑する事、喫煙者のマナーの問題が愛煙家に対してよく思われない所だと思います。
吸う人、吸わない人がうまく共存するには、やっぱりお互いに気を使って、マナーをしっかり守る事が大切ですね。