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空き家の管理は、”初動”が肝心!

こんにちは
実家じまい本舗の藤田です。

最近、さまざまなおうちの案件をいただく中で「空き家になった実家、気づいたらずいぶん傷んでいて、、、。」というお声が。

相続したけど荷物もそのままだし、どう処理したらいいのか分からない。
まだ、家主は生きているけど病院にいて、空き家同然になっている。
気にはなっているけど、億劫で何もしないまま気づけば数年が過ぎていた。

など、
住まなくなったおうちに関するお悩みを持っている方は多いのではないかと思います。特に物件が居住地域と遠いほど、普段は目に見えない分、優先順位も低くなりがち。フタを開けてみたらほとほと手が付けられない状況になってしまうケースがじつは後を立ちません。。

「この前来た時はこんなじゃなかったのに!」

今回は、実際に取り扱ってきた案件のお宅の様子を紹介しながら、
おうちが傷む原因と、必要な対応の仕方についてお話したいと思います。


1.”何もしてない”が家を傷める

そもそも人が住まなくなったのだから、むしろ長持ちするのではないかと考える方もいらっしゃるのではなのでしょうか。

しかし、なんと結果は真逆で人が住まないことにより、急激に家は傷んでいきます

主な原因は3つです

①換気がなされずに湿気がこもる

普段は、玄関での出入りや窓の開け閉めなど日常生活の中で自然と換気が行われますが、人が住まなくなるとその機会が格段に減ります。
結果、室内に湿気がこもり、木材がその水分を吸収。
カビが発生し急激に傷んでいきます。

また、カーテンや雨戸などを締め切っている場合も多く、日光が入らないことでより湿度が保たれ、劣化を助長させていきます。

久々に開ける家は、空気がこもっており、
外は晴れていてもジメジメとしています。

②草木が伸び放題になり、問題が起こる

お庭があるおうちでは、庭木をはじめ雑草などもどんどん伸びて家を侵食していきます。
外壁をつたって屋根まで届いた植物は、雨樋に進入。排水がうまくいかなくなると、濡れるはずのなかった箇所に水が侵入し、腐食していきます。根っこが排水管に入り込んでつまりの原因になることもしばしば。

また、もっさりと生い茂った草木が日光や風を妨げ、家の外側からも湿気がこもりやすい環境が出来上がり劣化を促進していきます。

特に夏場は勢いよく成長していく植物たち。
家がどんどん飲み込まれていくようです。

③害虫や獣が入り込む

人が住まなくなると、ダニやゴキブリといった害虫も発生してきます。
その害虫を追ってネズミ、猫などの獣や小動物が侵入したり、しまいには住処となってしまったりすると、木材や電線の損傷や、糞尿被害など衛生面にも問題が出たりします。

虫や動物の死骸などが転がっているケースもあります。
こちらの写真は窓から侵入した植物や虫、土ぼこりなど

2.住まなくなった家はどうすればいい?

人が家に住むことで自然と上記のようなことが起こらないような対処ができています。また、仮に問題が起こってもすぐにその原因がわかるで問題が大きくなる前に解決できているのです。

住むことなくそれぞれの問題に対処するには、
・自ら定期的に足を運び、換気、庭木の剪定、水道の使用、修繕などの管理を行う
・管理を他者(親族、友人知人、業者)に依頼する

が挙げられますが、あくまで対処的なもの。根本的な解決にはなりません。はじめは意気込んでいても、定期的に時間をさくのはなかなか続かず、冒頭の「気付いたらずいぶん傷んでいて、、、。」状態になることもしばしば。

大変厄介なのは雨漏り。
しばらく通わないうちにどんどん被害が大きくなってしまったようです

では、住まなくなった家を活用するには、どういった方法があるのでしょうか。

①売却する

家を維持したり、管理するにもお金がかかります。
活用する予定がない場合は、売却し、現金化してしまうのがおすすめです。おうちの状態に応じて金額も変わってきます。しばらく放置し、傷みだしてからの売却よりも、より良い状態での売却が賢明と言えます。

②解体し、駐車場などにする

解体することで、土地として活用することができるようになります。
宅地ではなく、土地しての固定資産税がかかるので税金は上がってしまいますが、家や庭木の維持管理費用はなくなります。
駐車場などで人に貸し出すことで、収入も見込めます。

解体するにもお金はかかりますが、補助金などが出る場合もありますので、
各自治体に相談してみるのもおすすめです

③賃貸として貸し出す

人に貸し出し、住んでもらうことで、入居者に管理してもらうことができます。リフォームや清掃など、賃貸物件化するためにまとまった資金が必要になりますが、家賃収入も期待でき、メンテナンス費用も抑えられるため、長期的なコストの削減が可能です。

④自分や家族が住んだり、使ったりする

自分や家族、親族などが住んだり、趣味や仕事の場所として活用することもひとつの選択肢となります。カフェや教室を開いたり、レンタルスペースの運営を行ったりするのも良いかもしれません。

その物件のある環境や駐車場の有無など、事業との相性もあるので、経営的な視点は必要ですが、夢を叶えるチャンスにもなりえるでしょう。

DIYもなんでもできるのは、
持ち家ならではの大きな魅力!

3.まずは相談してみよう

空き家にお困りの方は、身内の方の不慮の病気やご不幸など、突然に相続してしまった場合が多いです。心構えもなく今までの生活の中に、急遽”空き家の管理”という新しい仕事が増えてしまうような感覚です。

「どうにかしなくては」という思いをもちつつも、仕事や家事、子育てに奔走する忙しい日々の中では、いつの間にか1ヶ月、半年、1年と過ぎ去っています。そこで実家じまい本舗では、何よりもまずご相談いただくことをおすすめしております。

現状のおうちがどういった状態なのかを判断し、オーナー様のご意向を踏まえながら、どういった選択が考えられるのか、何もしなかったらどうなっていくのかをご案内させていただいております。
そのご相談が早ければ早いほど、選択肢は増えていくため、困って身動きが取れなくなる前にぜひ一度お話をお聞かせください。

また、実家じまい本舗では、売却だけではなく、リフォームや片付け、事業化に至るまでパートナー企業との連携をとりながら多角的なサポートをさせていただいています。「こんなふうに活用してみたい」というご希望がありましたら、ぜひ合わせてご相談ください。

まずはご相談ください

4.ご案内

今回は、住まなくなったおうちの劣化についてのお話でした。
当店では、不動産の無料相談を毎週末行っております。
対面だけでなく、Zoomでのご相談も可能ですので、
・おうちの査定
・相続や法律に関すること
・リフォームや売却に関すること
など、まずはお問い合わせください。

受け付けは、こちら↓HPのお問い合わせフォームからどうぞ!

ではでは!