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伝説のスーパー営業マン(4)仕事のハードルをあげてしまう


スーパーマンは、とにかく仕事が早かった

スーパーマンは、とにかく仕事が早かった、と伝説で語り継がれています。

・電話を取りながら、パソコン作業。
・お客様が書類を記入している間に、別のお客様の内見。
・帰社がえりに物件撮影。

さらには、物件もすべて頭に入っていたと語り継がれています。お客様のご要望には、脳内パソコンがすぐさまアテンドしていたことでしょう。

とにかく、別格のレジェンド営業マンだったのです。

パワハラ社長、仕事は「これくらいできて当たり前」と勘違い

そんなスーパーマン退職後は、大変になりました。

パワハラ社長は、そのスーパーマンの仕事ぶりが「当たり前」基準となってしまったのです。営業マンは、みんなスーパーマンクラスと勘違いしてきたのです。危険フラグ。

なかには、丁寧にゆっくり仕事をするタイプの方もいました。仕事のスタイルは人それぞれ。みんながみんな、スーパーマンであるわけないし、多様であってもいいと思うのです。「働きアリの法則」は、どこいった?

「スーパーマンのほうがまだマシ」とパワハラワードが増えた

こうして、恫喝には、毎回、言い放たれるワードが生まれました。

「スーパーマンのほうがまだマシだった」。

・・・はぁ、そうきたか。せめて「スーパーマンみたいになれ!」と鼓舞するかと思いきや、毎度、しっかり裏切ってくれます。

営業ノウハウすら共有されなかった、スーパーマンが会社にもたらしたもの。それは、「社長のパワハラ言葉」だけだったのです。

(スーパーマンのお話、終わり)

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