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広告代理店視点で2019年のネット広告総括してみました。

師走で忙しい中、広告代理店の立場から2019年のネット広告について総括してみることにしてみました。今年の総括は来年への指標にもなるので、年末になる前に振り返っておきたいと思います。


動画広告が大ブレイクした2019年

不動産業界では、そんなにも大ブレイクではないのですが、多種多様な業種で動画広告が大ブレイクしました。

広告業界全体だけではなく、自社での取り扱いでも、動画広告がネット広告の中でも伸び率が高かったと思います。

また、サイバーエージェントのAbemaTVも売り上げが右肩上がりで伸びていて、動画広告の需要の高さを痛感しました。

動画広告元年は毎年言われていて、陳腐化しているのですが、本格的に動画広告がブレイクしたのは2019年と断言できます。



動画広告の中でも需要が大きかったのは〇〇

動画広告の中でも手堅いのはYouTube広告です。但し、Tik Tokのような新興アプリもありますし、SNS(ソーシャルネットワークサービス)のFacebookやTwitter、Instagramなどでも動画広告の出稿意欲が高まっていた印象です。

FacebookやTwitter、Instagramなどは画像での出稿から動画へ動いた印象です。

動画広告では、YouTube広告が最も大きかったといえますが、SNS関連も比較的人気が出た印象です。

ちなみに一部の媒体では、動画広告出稿を特定の広告代理店限定していて、中小企業が予算の関係で出稿できない場合もあります。

やはり動画広告は最低予算がないYouTube広告がおすすめです。



動画広告は何故ブレイクできたのか?

2019年に動画広告がブレイクしたのは、やはりスマートフォンのインフラ回りの動きが大きかったと思います。

数十ギガ単位の月額サービスが普及したり、ソフトバンクが「動画SNS放題」の対象サービスとして各種動画サービスを認定していて、データ容量を消費することなく動画やSNSを楽しめるということで、ギガを気にしないで動画を閲覧する習慣が普及しました。

動画広告に限らず、ネット広告自体もADSLから光回線の普及、そして、スマホでのギガ単位でのサービスの普及などで広告も投下されるようになりました。

ネット系のインフラ関係と密接な影響があると分析しているのですが、あまり広告関係の人はその辺に疎いと思うのは何故でしょう?


2020年の動画広告の展望

動画広告が2019年以上に伸びがあると思います。広告出稿量は伸びると思いますが、不動産を含めて幅広い業種に動画広告が普及するか?については、やや懐疑的です。

どうしても動画を作成するコストが捻出できない、安い動画作成で高い品質の動画が作成できないという課題は解決しにくい部分です。

動画については、バナーなどと異なり、動画作成のディレクションが大変です。

テレビCMの動画を使いまわすのはトレンドではないので、やはり動画を一から作成しないといけないので、結構手間です。

ちなみに野球の中日ドラゴンズの人気キャラクターのドアラが2020年にYouTuberデビューするということもあるので、益々、動画閲覧が増えて、動画広告の効果も高まると思います。


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