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コロナ研究で思い出したメンデルの法則とスメハラの関係

 最近見たコロナ関係のニュースでとても感心させられたものがありました。その話をする前にメンデルの法則について…

 wikipedia見るだけで、僕の小学校で習った知識は古い&浅いものだと気付かされます。私が習ったメンデルの法則は「優性の法則」です。他に2つ法則があり、3つまとめてメンデルの法則と呼ばれていることと、3つのうち、唯一「優性の法則」が、現在「法則」と呼ばれていないことがわかりました。法則と呼ばれるための要件を満たしていないんだそうです。

 要件を満たしていない、ことは腑に落ちました。
 というのも、予備校時代に現代文の授業でこんな話を聞きました。
 「ある遺伝的特徴が『優性』であるから、後の世代に遺伝し、残っていったと考えるより、その特徴を持つことが生存において有利であるから、その特徴を持つものが生き残り、遺伝していき、持たざるものが淘汰されていった、と考えるほうが自然である。」
 じゃあ、その特徴ってどこから来たの?というと、それは突然変異です。突然変異は生存に有利なものもあれば、無関係なもの、不利なものもあるでしょう。そんななかで、有利なものが生存し、遺伝し、時を経て多数派となる。不利な遺伝の持ち主は、だんだん減少していくから。有利な遺伝の持ち主は、逆に「増えやすい」まであるかもしれないね。(専門家じゃないから「かもね」としか言えない。)
 なるほど、一理あるなあ、と感心して、記憶に残っています。

 ですから、wikipediaで優性の法則が法則ではないと説明されていることは納得できました。

 佐賀大学の研究で、謎が一つ解けました。
 どうして酒に弱い人がこんなに多いんだろう?と、常々思っていました。アルコールを全く受け付けない人、少量のアルコールで真っ赤になる人。私は後者ですが、ビール2杯でごちそうさまです。飲み放題は、心の内で嫌悪しています。これで5000円…的な感じで。
 少量のアルコールでフラフラになるなんて、生き物として弱すぎる。なのになぜ、こんなにも多いのか?俺も「チューハイじゃ酔えなくないすか?」とか言ってみたい。
 記事によれば、アルコールの代謝によって発生する有害物質アセトアルデヒドを分解する能力が低い人(=顔が真っ赤になる人)は、体内にアセトアルデヒドを貯め込む性質がある。そういう人は、同じアルデヒド類で、殺菌作用があるホルムアルデヒドの濃度が高めだから、ウイルスからの防御になっているのではないかという仮説を立てているんだそうだ。

 なるほど、お酒に弱いことが、生存上有利に働くケースがあるわけだ。アルコールに強いことよりウイルスに強いほうが、人類史的にみれば、生き残りに有利だろう。毒を以て毒を制す作戦だから、超超長生きにはマイナスだが、ある程度長生きには有効、素人考えだがそんな気がする。アルデヒド類は発がん性物質だし。

 メンデルの法則に思いを馳せていると、小学校の理科室の廊下に貼られた掲示物を思い出す。

こんな感じのやつ

 自分は、割とこういう掲示物をしっかり読む児童でした。
 掲示スペースの一角に優性の法則についてまとめられたものが1枚張り出されていた。古い認識で作られていたものだから、はっきりと、優性劣勢の例がいくつか明記されていました。覚えているのは、まぶたの二重と一重、手の爪の女爪と男爪、そして耳垢が乾いているか湿っているか、です。
 どちらが優性でどちらが劣性とされていたか、それは覚えていません。
 ですが、どちらか選べと言われれば選べます。
 一重と二重、私たちの社会で、尊ばれているのはどちらか、モテるのはどちらか。二重ですね。私も、正直に言うと、なんの予断もなく異性を見たとき、一重より二重に惹かれます。理由はわかりません。文化人類学的に怒られてしまうかもしれませんが、「二重が優性」こう直感します。
 女爪と男爪、正直に言うと、女爪のほうが美しく思えます。選べるなら女爪になりたいです。「女爪が優性」この認識も間違いないんじゃないかと感じます。

 そして、耳垢が乾いているか湿っているか

 これは大きな問題です。

 私の感覚で言えば、乾いているのが優性、湿っているのが劣性です。
 なにが問題なんだ?と思う方は乾いている方でしょう。湿っている人は、日々、この問題と向き合っています。湿っているのに問題があると感じていない方は、幸せな方です。この先の文章は読まないほうが、引き続き幸せに生きていけるかもしれません。

 世の中には2種類の人間がいる。首にロープを巻かれる奴と、そのロープを切る奴とだ。

続・夕日のガンマン

 「世の中には2種類の人間がいる。」この言い回しの発祥は、映画「続・夕日のガンマン」だそうです。
 耳垢が乾いて粉っぽい人、湿ってベタベタしてる人。もっというと、耳垢が湿ってる奴とそうでない奴。世の中を分断する問題だと私は思っています。

 世の中は耳垢が乾いてる人中心に廻っている。そう感じることがあります。きっとこちらが「優性」だから自然とそうなるのでしょう。

 耳垢は勝手に出てくるから、耳掃除は程々でいい。やり過ぎは傷つけるから良くない。

 ↑この考えって、正論とされてますよね。勝手に出てくるのは耳垢が乾いている人だけです。最近、恐る恐る、耳垢が乾いている人に聞いてみました。曰く「朝起きたら枕元に耳垢が落ちてることがある。」とのこと。衝撃的でした。そんなこと、当然一度もありません。
 むしろ、耳垢が詰まって耳鼻科にかかったことが2度あります。耳が聞こえなくなって通院、固まった耳垢を溶かして、吸い取ってもらいました。もちろん、頻繁に耳掃除はしています。耳垢が乾いている人には信じられないでしょうね。
 湿っている人みんなが私のように詰まるわけではありませんが、勝手に出てくるなんてことはありえません。なのに、「耳掃除は程々でいい」などという誤った意見が人口に膾炙しているのでしょうか。世界は耳垢が乾いている人中心に動いています

 耳垢が乾いている人と湿っている人の違い。それはアポクリン腺の多い少ないの違いです。

 アポクリン腺の多い人、分泌量の多い人は耳垢が湿っています。そして、アポクリン腺はワキガの原因になります。前述した二重と女爪の例で言うなら、アポクリン腺は少ない人、耳垢が乾いている人が「優性」だと思います。とにかく、臭い人はモテません。

 ナイツ塙がハゲ予防と思って湯シャンをしたら、美容師に「脂が詰まっていて、ハゲるし、臭い。」と指摘された、という記事。

 湯シャンは「タモリ式」と言われることもあり、検索すると、福山雅治もやっている、と謳っている記事もありました。
 ここまで読んでくれた方なら、お察しだと思いますが、タモリや福山雅治は「優性」です。アポクリン腺の多い人間が真似すると、大失敗します。しかし、そこに触れた考察は見かけません
 世界は耳垢が乾いている人中心に動いている。から、湯シャンはいいもの。(断定)臭いが気になる人は、定期的にシャンプーしよう。そういう物言いばかりです。

 耳垢の湿っている人=アポクリン腺の多い人に湯シャンは無理です。

「生きとる世界が違う。」
どうする家康第7話より

 アポクリン腺の多い部位は「耳の中(外耳道)」「腋窩(わき)」「鼻翼」「乳輪」「外陰部」 とのこと。

 私は腋のニオイが他人様に迷惑かけていないか、年がら年中気になっています。制汗剤吹きかけたり、ボディシートで拭いたり、特に夏場は頻繁に離席しています。
 中身に自信のないペーパーを手に重役のもとへ向かうとき、緊張から腋汗がドバっと出るのがわかります。
 ワキガの先輩がいます。かなり不快ですが、自分も悩まされているクチなので、悪く言う気にはなりません。堂々と?陰口を叩く人がいます。「8x4買ってやれよ」とか。きっとそいつの耳垢はカサカサ乾いてるんだろうなぁ。(ワキガは保険適用で手術もできるらしいから、処置しろよ、という意見はごもっとも)

 世の中には2種類の人間がいる。

 しかし、皆、それを認識していない。一部では「優性」が「劣性」を差別している。この分断は由々しき事態だと思う。
 広く知れ渡るべきだと思う

 最後に蛇足ですが…

 耳垢が湿ってる人、

 ブラジャーのワイヤーのとこ臭い

 愛があれば
 負けるな一茶これにあり

↑メンデスの法則についてはこちら

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