親しき仲にも礼儀あり。
デリカシーがない人のことを、酷く嫌ってしまいます。
私は心が豆腐のように脆いので、デリカシーがない人からの心無い言葉にいちいち傷ついて、
そのうえ「傷ついたり嫌だと思っていることがバレたら場の空気を壊すよな」とか考えるタイプなので、その場ではヘラヘラできる。
だから「この人には何言っても大丈夫」みたいな空気感が出来上がってしまって、私をネタにして笑いを取っておいしい思いをするタチの悪い人まで出てきた。
何で私が苦しい思いをしてまで、あなたの発言を面白くしないといけなんですかね〜〜
ヘラヘラできるキャラが定着してきた頃に、我慢ならずに「嫌なんですが?」って態度を取ると、まるで私が悪いことをしてるみたいになるのが耐えられなくて。
だから隠れてトイレで、休憩室で、車で、自宅で私が何度も泣いてることなんて知らずに。
今日も泣きましたよ、トイレで3回。
嫌なら嫌って言えばいいやん、って友達から呆れられることがあるけど、嫌なことを嫌って言える人は、嫌だと言ってやめてもらえた成功体験があるからだと思う。
私は嫌だとか、それ私には辛いですって言って、
「そっか、ごめんね」って言ってもらえた経験が少なすぎて。
人に反論したり、嫌だって伝えたら時に返ってきた反応がマイナスなものだらけだったら、そりゃー言うのも嫌になるよなって自分で自分を慰める。
コンプレックスの多い私を、周りは遠慮なくイジるし、それで私が泣きそうになっても黙り込んでも、
「いやネタやんw」的なテンションで煽ってくる。
タチが悪いなぁ、
しかもそれが同い年とか若い世代でなくて、
だいぶ年上の職場の人(私の親世代〜もっと上)だから余計にタチ悪い。
あんたら何年生きてんのよって感じ。大人になれっ
今の職場に来てから、どんどん自分のこと嫌いになってきた。
嫌なことをつつかれ続けると、今までそこまで気になっていなかったのに「もしかしたらこの人以外もそういうふうに私のこと見てる?」って思い込んでしまって、マスク外すのも嫌になってきた。
見た目のことも、性格のことも、家庭環境のことも、
結婚していないことも、すべてにおいて
あちら側の当たり前を押し付けられて、窮屈。
自分の当たり前に当てはまらない私を、イジって楽しそうにする。
私、ヘラヘラできて偉くない?
場の空気壊さずヘラヘラできちゃって。
でも数日前、耐えられず泣いちゃった時があって、
それを見た人がなんで言ったでしょう。
「なんで泣いてるん?なんか嫌なことあった?」
ですって。
ああ怖い、無自覚って怖い。恐ろしい。
私も知らず知らず、人に嫌な思いさせるようなこと言ってないかな、って日々考えさせられる。
この人たちのせいで。
でもそれを考えすぎて、発言できなくなってきた。
友達や親との会話も、自分だけはデリカシーある人でいたいって思うが故に、思ったことを言えなくて。
コミュ障という言葉があるけれど、歳を重ねるごとにコミュ障になってきた気がする。
言いたいことを言葉にするのが怖い。
私のデリカシーの範疇が、他人からしたら非常識かもしれないよな、とか考え出したら何も話せなくなりそうで。
何を言われても嫌な気分のしない友人がいて、
不思議だなー、何でだろうと思い返してみたんですが、それは私とその人の関係性ができあがっているからだなと。
その子は私がこのラインまでの冗談なら笑って流せるけど、これ以上踏み込むと泣きそうになることも知っているからタブーのラインを越えることはない。
【親しき仲にも礼儀あり】を体現してくれているようだなーと日々感じている。
嫌なことを言ったかな、と思ったらすぐに
「ごめん、言い方が悪かったかも。嫌やった?」とか
「私はこう思っただけだよ、私の意見だからね」と
すぐにフォローをしてくれる友人に対して、
「わかってるよ、そんなフォロー一生懸命せんでいいから(笑)」と笑って返しています。
そう、関係性がきちんとできていればイジりだって愛のあるイジリになる。
でもそれが、相手からの一方通行だったり、関係のできていない状態で行われてしまうと、受け手はものすごく不愉快。
「なんでこの程度の関係性のあんたに私ここまで言われなあかんの?」と腹の中がグツグツ煮えたぎってますからね、私。
人にとって言われて嫌なことは違うし、いちいち考えてられんわい!!って人は、
本当に相手から気を許してもらっているなぁ、って実感していないうちは踏み込んだことを言わないほうが吉。
というか、仲がいい人であっても見た目とかコンプレックスはイジるなよ。
本人だけです。それをイジっていいのは。(私は自分にそれをしたくないけど!)
毎日毎日耐えて耐えて、心がどんどん強くなってきちゃった。
人に頼らず何でも我慢できてしまって、年相応の可愛らしさみたいなものがない。
隙がないとか、1人で生きていけそうとか言われる。
ぜんっぜんそんなことない。
何が私をそうさせたの?
明日も仕事だなぁ。