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WAYAさんの津島弁ガイド 第6回「じいも」

おでんのおいしい季節になりましたね。私が一番好きなおでんの具は「じいも」です。今回は、「じいも」の他、野菜や食べ物の言い方をご紹介します。
 
「じいも」=里芋      「こうらい」=とうもろこし 
「ごんぼ」=ごぼう     「ねぶか」=ねぎ 
「じゅうろく」=ささげ豆  「なすび」=なす 
「こうこ」=大根のつけもの 「かきまし」=まぜごはん 
「でぁーこ」=大根 
「だいこん」と言っても「でぁーこん」と聞こえるらしい(笑)
 
<注記>
「ねぶか」と「じゅうろく」は、品種名のですが、野菜の名前としてつかっていました。
 
<関連 1>
私が子供のころ、「おでん」という言い方は一般的ではなく、現在コンビニなどで売られているしょうゆ味のだしで煮てあるものは、「関東煮」と呼んでいました。
大根やちくわ、こんにゃくなどを昆布出しやかつおだしで煮て、食べる直前に甘みをつけた味噌をつけて食べるものを、現在「味噌おでん」と呼んでいます。『味噌煮込みうどんの山本屋』さんの味噌おでんは有名。「関東煮」にも「味噌おでん」にも我が家や親戚界隈では「じいも」をいれるのが定番。「じいも」(里芋)をおでんに入れることが、この地域独特の事と知ったのはつい最近です。
 
<関連 2>
「料理がまずい」の「まずい」を意味する言葉は「あじない」。津島では関東煮も味噌おでんも少し濃いめの味付けが好まれるので、「味が薄い」=「まずい」と感じる方が多いようです。私は薄味が好みなので、家人からいつも「貴方の料理はあじがない」と言われております

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