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WAYAさんの津島弁ガイド 第3回「あかん」「いかん」
同じ言葉でも使う状況によって意味のちがうところが、津島弁の楽しいところ。
「あかん」「いかん」は同じ意味で使うケースもあれば、違う意味もあり、初心者は注意が必要です。
<使い方例と共通語訳>
① 「戸があかん」
=「戸が開かない 開けることができない(状況)」
② 「学校 いかん」
=「学校へ行かない(意志)」 「行けせん」と言うこともある
③ 「そんなことやって あかんがね」
=「それをやっては いけませんよ だめですよ」相手をたしなめる。
④ 「食べて いかん」
=「食べては いけない。だめだ」 相手に対して禁止の命令
⑤ 「食べないかん」
=「食べなくてはならない」「必ず、食べてください」
⑥ 「まあ いかんわ」「あかんわ」
=「絶望的です」「よくないです」
「調子はどうですか?」というように、当方の状況を
聞かれた時、当方の良くない状況を言う時に使う。
<注記>
実際には「あ」「い」を省略しているケースも多い。
「やって かん」=「やっては いけません」
「やらな かん」=「やらなくてはならない」
<関連>
「うかん」=「浮くことができない 浮かべることができない」(状況)
「おかん」=「置かない」(意志) 母親のことを「おかん」と呼ぶのは、関西弁の影響ですね。