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#13 画像認識と生成技術で革新
第13回目の投稿。
今回はAIの進化についての講義だった。
NFTアート
2021年9月、小学生が夏休みの自由研究のために作成したNFTアートに、380万円の値がついた。
NFTアートは、デジタルアート。複製可能なデジタル情報への反発から生まれたものだ。
NFTアート:「Non-Fungible Token」(ノン・ファンジブル・トークン、非代替性トークン)の略称で、日本語では「代替不可能なトークン」を意味するもの。
トークン:=モノ(物)
NFTとは、複製ができないデジタルデータ。ブロックチェーン式になっている。データを一箇所にまとめずに、複数箇所に暗号付きで保管。コピーが困難。
容易にコピーができるデジタルデータへのアンチになっている。
人類による技術の進化は複製技術の進化と再現により加速化。
食料も大量複製(遺伝子組み換え)
AIは人間の脳の複製。
コピーは人間の進化に欠かせない。
AIの進化も止められないもの。
眼を手に入れたAIは急速な進化
ChatGPTに眼がついた。
最近、つい一週間以内に発表された。
12月12日、米国オープンAIは、スマートフォンのカメラを通じてChatGPT共有する機能の提供を始めた。残念なことにまだ無料版では使えない。カメラに映るものをAIと共有でき、カメラをかざすだけでAIに判断をさせることができる。
見えるもの全てを認識し、例えば「黒いタンブラーですね」「アンモニアの化学式はNH3ですよ」などと教えてくれる。
AIが五感のうち、「聞く」「見る」を行うことが可能になり、人間の感覚に近くなった。
高度な判断を行うAIの秘密は、AI特有の画像認識技術=「ディープラーニング」
ディープラーニングとは:
単純な動作を何万通りも試し、確率判断を繰り返すことで精度を向上。
インプットが多くなればアウトプットも洗練される。
人間の脳で考えるときはシナプスを使えることが大きかった。それをコンピューターにやらせれば良いのでは?というところからAIの開発は始まった。
写真
画像認識の性能向上に役立っているのはディープラーニングが実現できたから。
2011年6月のニュース。
「Facebookに投稿された1年分の写真の枚数が、それまでの150年間分の1割の枚数にのぼった。」
今では素人が写真撮れる。以前はプロだけの仕事。
今は誰でも世の中のニュースを知らせることができる。
さらに10年以上時はたち、最近のニュース。
「AIが生成した画像が1年で写真の歴史150年分に匹敵。」
これからはネット画像のほとんどがAIの画像に置き換わって、リアルがなくなるのではないか?
人間にできること
人間にしかできないこと=「雰囲気、描くもの、アイデア」
AIで可能性が広がるもの:
アイデアを思いつく手助けをしてもらえる。
技術によって形にしてくれる。
作りたいものを助けを借りて完成度を高めることができる。
Googleが著作権に違反しているかどうか
グレーゾーンなので、なんとも言えない。現に、画像検索で随分助かっているし。
複製しない
加工しない など。
裁判でも争われた。
しかし、有罪にはならなかった。世界中の人が使っているに、今更そんなことを言っていいの?と。
AIは著作物を吸収している。これもじきに裁判に発展するのでは?
確かに、グレーゾーンすぎる。
私の意見は賛成と反対両方である。
しかし法整備はされにくいだろう。
結論
AIを利用することには賛成だ。しかし、しっかりと棲み分けを守ることを意識して使っていきたいと考える。時に便利な道具は凶器となり得る。自分や他人を不幸にしないためにも人間の尊厳を奪わないような、節度を守った使い方を探っていきたい。
AIを使いこなせば頭の中のイメージを具現化する手助けをしてくれる。小説、あらたまった文章などに書き直すばかりでなく、プロンプトを入力するとこちらの意図を反映した文章を考えてくれたりする。
AIが作った画像が増える。本物そっくりなAIによる生成画像もネットに流れている。制度は上がり続けており、見分けることが難しい完成度のものも中にはある。
リスクはある。しかし、それを踏まえた上でリスクを正しく理解しつつ、便利さに溺れるのではなく、AIを使いこなしていくことで新しい可能性が広がるだろう。AIによって、私たちの責任感が試されていると考えている。